内容説明
さえない中年の英文学者ブレンダン・ドイルは、好事家として有名な大富豪ダロウの話に思わず耳を疑った。なんとダロウは時間旅行の方法を発見したというのだ。なんでも時の流れには〈孔〉が開いていて、そこを通れば過去へ行くのも未来へ行くのも思いのままらしい。19世紀に赴いてコールリッジの生の講演を聞くというダロウの計画にすっかり乗せられ、時間旅行に参加することに決めたドイルを待ち受けていたものは…。フィリップ・K・ディツク記念賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
27
舞台は英国、詩人と魔術とタイムリープのお話し。再読。スチームパンクの走り、クリスティーのスリラーもの的な雰囲気。かなりベタでコントのような展開ではあるが面白い。ちゃんとエンタメしている。 本作は廃刊となって久しい。いまの時代はスチームパンクが一大ムーブメントになっているので、復刊したら相当に読まれる気がするなあ。下巻へ。2026/04/14
スターライト
4
展開がまどろっこしく、主人公は危険な目に遭うのに楽観的で、一難去ってもまた一難。ダロウの真の目的が明らかにされるあたりから、再び話に引き込まれる感じ。この後どうストーリーをまとめていくのか、下巻に期待。2014/10/13
bastole
2
先輩に進められて。正直、序盤は退屈だったけれど、舞台がヴィクトリア朝期のロンドンへと移ってからはまるで別の小説を読んでいるかのよう。 主人公の気取った語り口と、ロンドン裏社会の描写がたまらない。2010/12/08
kengzilla
2
「悪魔の機械」「ホムンクルス」にイマイチ乗り切れなかったので、まだ自分にはスチームパンクを楽しむだけの教養が足りないのか、と落胆したけど、これは面白い!飽きさせないようなフックも多くて読みやすいのだけど、何より、あの時代の描写が匂ってきそうな位に素晴らしい。2009/12/14
alpha_ralpha
1
またまた再読2024/06/27




