出版社内容情報
「見せる筋肉」「使える筋肉」など筋力トレーニングに纏わる誤った「常識」を正し,基礎知識から実践までを丁寧に解説.初心者用のトレーニングから中級者への架け橋となる各種の理論とコツ,怪我の予防法までを,理論・実践・指導・医療の第一人者が伝授する.
目次
第1章 運動器としての筋肉―筋肉の疑問(日常生活と筋肉;筋トレの誤解;筋トレと痛み)
第2章 筋肉の不思議―筋生理学から学ぶ(筋肉を知ろう―筋肉の役割;「うまねち」で紐解く筋トレの話;筋肥大のメカニズム;筋トレの理論)
第3章 筋力トレーニングの実践(トレーニングの原理・原則;トレーニングの負荷;自重によるトレーニング;フリーウエイトとマシン;重要な種目の理論と実際)
第4章 筋トレの効果を高めるために(ウォーミングアップとクーリングダウン;ストレッチング;食事と栄養;休養;トレーニングギア)
第5章 治療・予防としての筋トレ―運動器治療の現場から(筋トレで腰痛は治せるか;筋トレで肩や肘の脱臼を予防できるか;筋力があると手術の回復が早いか;筋トレで肩こりの治療や予防ができるか;エレガントな立ち姿、歩容)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本詠み人
34
確かにこれは理論と実践のためのテキストだ。筋トレをこれからしっかり始めてみよう…と、思う初心者には少し(かなり?)専門的な内容だった。もうちょい簡単なの探します。2022/06/30
無重力蜜柑
17
実は筋トレを始めたので理論書を手に取った。筋トレのメソッド本は大量にある。経歴不明の怪しい人が書いた怪しい本が氾濫しているのは、歴史や軍事や就活と同じ。初心者が最初に苦労するのは信頼できる情報源に辿り着くこと。ここで失敗すると酷いことになる。本書は東大教授が書いた東京大学出版会の本なので、そう滅茶苦茶なことは書いてないだろうと思って買った。実際、堅実な本だったと思う。ちょっと地味すぎるくらいか。科学者と医者とインストラクターの共同執筆というのが売りなのだろうが、理論と実践が結び付いていたかはよく分からん。2023/08/30
フク
14
歩き方に続くタルカジャ第2弾。 著者は研究者x臨床医xトレーナーという筋肉三位一体。専門書のような体裁ではあるが、内容は初心者にも分かるくらい平易で安心した。でも分かるからといってできるわけではない。2021/02/09
ふね
9
#69 文字通り「教科書」だった。人体の仕組みや筋トレの原理原則から、BIG3の実践の解説など、科学的根拠を踏まえて詳細に記述されている。BIG3については、早速勉強した内容を実践していこうと思いました。2020/12/14
darkfatnov
2
どうしたら筋肉が大きくなるのか、どのようなトレーニングをすれば良いのか。専門用語多めながら、努めて明解に解説されていました。2022/08/19