日本の中世 〈11〉 戦国乱世を生きる力 神田千里

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  • サイズ A5判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784124902204
  • NDC分類 210.4
  • Cコード C0321

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

4
「日本の中世」シリーズで、著者が神田千里氏ってことで、まずこれを読んだ。応仁の乱から戦国前期の流れが丁寧に書かれていて好感。この辺の勉強がしたかった。信長登場あたりから駆け足の概観になるが、中世の自力救済や「一揆」についての概念説明と一向一揆についての解説が実に丁寧で、「革命児」な信長観からは離れた冷静な分析が光る。最近出た氏の『織田信長』の下敷きになってるのだろうと思った。2014/10/14

那由田 忠

1
 信長と一向一揆が対立したという通説を否定してしまう。確かにずっと浄土真宗は生き残り、現在も一番だから。ザビエルの日本人宗教観の引用を見たのもこの本。戦国から江戸時代の見方がかなり変わった、ということを改めて勉強させられる。信長観がフロイスらの記録からつくられてしまって、当時の寺院側の記録を十分に検証していないとの批判である。同じ文化を持つ民族である以上、権威というものが大きな影響力を持っていたことも日本社会の特質として考えなければならない。2013/04/07

陽香

0
200208302012/11/14

numainu

0
評価D2003/04/28

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