中公文庫<br> 日本の近代〈8〉大国日本の揺らぎ 1972‐

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中公文庫
日本の近代〈8〉大国日本の揺らぎ 1972‐

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  • サイズ 文庫判/ページ数 505p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122059153
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C1121

内容説明

沖縄の本土復帰で「戦後」を終わらせた日本。だが、石油危機、日米貿易摩擦、バブル崩壊など、内外からの試練をうけつづける。経済大国の地位を築いた日本は、よりよい国をめざすことができたのか。どこかで針路を誤ってしまっているのだろうか。戦前戦後史を考察する、「日本の近代通史編」最終巻。

目次

1 「戦後」の終わりの始まり(沖縄返還と戦後への訣別;冷戦終焉への胎動;新しい大国像を求めて)
2 経済大国日本への挑戦(嵐に突入する戦後的国際経済体制;第三世界の挑戦;摩擦と調和の間)
3 高度成長のあとにくるもの(一九七〇年代の日本人のプロフィール;安定と成長との間;日本列島は改造されたか?;働く人々の現場で)
4 急転する国内政治(ポスト佐藤―福田赳夫と田中角栄;ロッキードの影で―田中角栄と三木武夫;微妙な協調関係―福田赳夫と大平正芳;破局へ―福田赳夫と大平正芳)
5 胎動するアジア・太平洋の時代と日本(不安定な二つの半島―朝鮮とインドシナ;日米中ソのパワーゲーム;環太平洋構想と新しいアジア;強い円、それでも弱い日本?)
エピローグ 二十一世紀への序奏

著者等紹介

渡邉昭夫[ワタナベアキオ]
1932年(昭和7)、千葉県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。58年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。オーストラリア国立大学大学院国際関係専攻博士号取得。国際政治(日本外交)専攻。東京大学、青山学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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hurosinki

5
 国際経済政治における変化への対応を中心とした、72年〜80年代ごろまでの日本の通史。日本は60年代に急激な経済成長を実現したあと、72年には沖縄返還により敗戦国としての地位を脱した。それは内政に専心することができた時代の終わりであり、二極構造が動揺し、経済問題を巡って紛糾する不確実な国際情勢に「大国」として対峙する時代の始まりだった。2020/11/14

千住林太郎

2
高度成長や沖縄返還を成し遂げ、「戦後」を終わらせた日本は名実ともに大国として国際社会に返り咲いた。だが、それは大国としての責任と進路を日本が模索していく時代の始まりでもあった。国際情勢と国内情勢に日本はどう立ち向かったのか。グローバル化する世界でいかに日本はあるべきなのか。 外交面と経済面に比重を置いた通史という点に、ある意味で安全保障をアメリカに任せておけた冷戦時代の構造をみた。そして、大国とはいえ国際関係のサブプレイヤーとして、貿易摩擦と自由化に押し負ける日本の弱さが印象的である。2022/06/19

2
もとは2000年に書かれているが、テーマの取り上げ方が巧みで古さを感じさせない。1972年からという広い時代を取り上げながら、見事に時代の移り変わりを描いている。この時代を振り返ると、高度成長の後いかに日本が国際社会の中で注目されるに至ったかの平坦ならざる道を実感するとともに、安全保障問題のウェイトの小ささから「日本にとっての冷戦とは…」という思いを強くする。2018/06/25

Hisashi Tokunaga

0
(メモ再読)歴史を偶然ととらえる視座を否定するのだが、その仕掛けを沖縄返還交渉の例で提示している。外交は異なったアイテムの<交換>を<同時性>の時間軸で理解しようする方法に新味を感じた。アイテムのコラボで外交が行われることに今後要注意。

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