内容説明
太平洋戦争において極東軍司令官として米軍を指揮し、終戦後は連合国軍最高司令官として占領日本に君臨したダグラス・マッカーサー。彼が晩年自らの自で綴った「回想記」より、太平洋戦争勃発から日本占領統治に至るまでを抜粋収録。優れた戦略眼とユニークな発想で日本の運命を決した男の肉声を伝える貴重な文献。上巻では真珠湾攻撃からフィリピン撤退、ニューギニア戦を経て戦略を転換させるまでを描く。
目次
第1章 敗北の記(開戦;退却;コレヒドール戦;ケソンの怒り;脱出;「私は帰る」;反撃計画)
第2章 ニューギニア戦(パプアの戦い;一九四三年の戦略;ラバウルの孤立;戦線の背後で;西への進撃;第十八軍の壊滅)
第3章 戦略の転換(新戦略;ゲリラ活動)
著者等紹介
マッカーサー,ダグラス[マッカーサー,ダグラス][MacArthur,Douglas]
1880年アーカンソー州リトル・ロックに生まれる。陸軍士官学校を首席で卒業。参謀本部勤務を経て第一次世界大戦中には少将にまで昇進。陸軍士官学校長、陸軍参謀総長を歴任。米国極東軍司令官として太平洋戦争勃発を迎え、終戦後は連合国軍最高司令官として日本占領統治の最高責任者となる。朝鮮戦争に際しては国連軍最高司令官を務める。1952年、大統領予備選挙で敗北。1964年4月5日ワシントンで死去
津島一夫[ツシマカズオ]
1920年生まれ。大阪外語大卒。第二次大戦中、南方総軍報道部員としてシンガポール、マニラ、サイゴンで勤務。戦後、米軍京都軍政部翻訳課長。1950年3月朝日新聞社入社、ソウル、ロンドン、ワシントン、ニューヨーク特派員を経て、外報部員となる
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