新潮新書<br> 川柳うきよ鏡

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新潮新書
川柳うきよ鏡

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106100659
  • NDC分類 911.46
  • Cコード C0292

内容説明

「アパートに母は来ました女いた」―川柳は“笑いの文芸”であります。そして浮世のさまざまな出来事や人々の思いを映す「鏡」であります。俳名・変哲こと小沢昭一は幼少のみぎりより落語や川柳に親しみ、「役人の子はにぎにぎをよく覚え」などという有名句に唸っておりました。本書は『小説新潮』誌・川柳欄への読者投稿句、九年分をまとめたものです。皮肉、諧謔は川柳の身上。大いに笑ってください。

目次

平成六(一九九四)年 ワープロは打てると人に言いたがり
平成七(一九九五)年 戦争をやめさせるため戦争し
平成八(一九九六)年 小便へ代理は利かずこたつ板
平成九(一九九七)年 改革はオレに学べと言う下着
平成十(一九九八)年 不景気も静かでよろし雪積もる
平成十一(一九九九)年 腰曲げて余生に馴染む足場組み
平成十二(二〇〇〇)年 図書館で一番人気はスポーツ紙
平成十三(二〇〇一)年 さてどこが違うの二十一世紀
平成十四(二〇〇二)年 前文が立派でこんなに苦労する

著者等紹介

小沢昭一[オザワショウイチ]
1929(昭和4)年、東京生まれ。早稲田大学仏文科、俳優座養成所卒業。ラジオ、舞台、映画などの本業のほか、エッセイの仕事も多い。2004年、明治村第三代村長に就任。劇団「しゃぼん玉座」主宰
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kinupon

70
川柳って時代を映す鏡ですね。ユーモアでなくエスプリですね。2017/12/31

ヒラP@ehon.gohon

20
平成6年から平成14年、20世紀から21世紀にかけて作られた川柳が集められています。当時を振り返るといろんなことがありました。現在との微妙なずれも味わえます。2020/12/09

猫丸

13
この十年で、野坂・永・小沢の昭和御三家は皆さん西方浄土へ転居された。そろそろ団塊が旅立ち、その次が僕らの番だ。故国滅亡を見ずに済むかどうか危ういところだな。世相を茶化す民が少なくなって、三千万ほどが火の玉精神のヒトに変わってきたらしい。ご苦労なことだ。そして迷惑だ。p.166「新入りを靖国神社待っている」と笑えるうちが花。とかく憂き世は住みにくい。火宅のうちに起臥し「リモコンを炬燵の妻の背に向ける」p.132くらいが関の山です。2019/11/21

S.Mori

8
小沢昭一さんが、小説新潮に投稿された川柳の中から良い作品を選び出し、コメントを付けたものです。川柳はユーモアの文学だと思っていたのですが、これを読むと時代の記録にもなることが分かります。そのような句の例の一つが、「外務省やめて良かった雅子様」です。古びたところはありますが、この句を読むと当時のことが甦ってきます。「戦争をやめさせるため戦争し」のように風刺の強烈な句も好みでした。一番好きなのは「親に似ていくらか親子とも不満」2019/07/11

靖

2
言葉の感覚を養うため川柳、都都逸などに興味をもち購入。少し前の時事ネタ川柳だが皆達者で中々面白い。2011/05/23

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