出版社内容情報
米軍基地、連合赤軍、オウム、宮崎勤、酒鬼薔薇……戦後日本を震撼させた事件の現場を訪ね、その風景に隠された暴力の正体に迫る。
風景とは、かくも危険なものである――。見る人の気分や世界観によって映り方が変わる風景は、“虚構”を生み、時に“暴力”の源泉となって現実に襲いかかる――。沖縄の米軍基地、連合赤軍と軽井沢、村上春樹の物語、オウムと富士山……戦後日本を震撼させた事件の現場を訪ね、風景に隠された凶悪な“力”の正体に迫る。ジャーナリズムの新しい可能性を模索する力作評論。
内容説明
見る人の気分や世界観によって映り方が変わる風景は、“虚構”を生み、やがて“暴力”の源泉となって現実に襲いかかる―。沖縄の米軍基地、連合赤軍と軽井沢、村上春樹の物語、オウムと富士山、酒鬼薔薇とニュータウン…戦後日本を震撼させた事件の現場を訪ね、風景に隠された凶悪な“力”の正体に迫る。ジャーナリズムの新しい可能性を模索する力作評論。
目次
第1部 戦後史の風景(米軍基地のある風景―沖縄;革命の風景―連合赤軍事件;ウラ日本の風景―田中角栄『日本列島改造論』)
第2部 想像力の中の風景(暴力化する風景―村上春樹『ノルウェイの森』;虚構と風景―宮崎勤事件と国道16号線;もうひとつの風景―オウム真理教事件と富士山;物語としての風景―酒鬼薔薇聖斗事件と神戸;塔の国と根の国―マッカーサー道路と秋葉原連続殺傷事件)
著者等紹介
武田徹[タケダトオル]
1958年生まれ。ジャーナリスト・評論家。恵泉女学園大学人文学部教授。国際基督教大学大学院博士課程修了。2000年『流行人類学クロニクル』(日経BP社)でサントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ともゑ
takao
タイコウチ
れぽれろ
sekitak