内容説明
異性を虜にする匂いを発する女と不倫関係に陥る夫婦の物語「約束よ」、悲しい過去があり無二の美しい肌をもつ娘への、男たちの濃厚な想いを描いた「かな女への牡丹」、唐時代の中国を舞台に性に奔放な妻に翻弄され殺される男の話「河間女」など、官能の匂いにみちた短篇7篇。
著者等紹介
辻原登[ツジハラノボル]
1945年和歌山県生まれ。90年「村の名前」で、第一〇三回芥川賞を受賞。99年『翔べ麒麟』で読売文学賞を、2000年『遊動亭円木』で谷崎潤一郎賞を受賞
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感想・レビュー
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りー
9
同氏著『遊動亭円木』の後日譚を収録した短編集との事で手に取った。辻原登自身は長編向きの作者であるのか、短編は完成度こそイマイチであるが、そもそも僕は村上龍然り万城目学然り、ウンチク系小説家を苦手としているので、ウンチクを語る間もなく終わってしまう短編の方が肌に合っていて落ち着く。言うまでもなく辻原登もウンチク系小説家である。収録されている短編は壮絶であったり悲劇的である内容が多いが、後味はさらりとして悪くない。時折現れる飄々とした円木の姿に、『遊動亭円木』ファンであれば思わず笑みが溢れるだろう。2013/05/07
メルコ
7
辻原登の短編が好きでよく読んでいる。最近のものはだいたい読んだので2000年前後に発表された作品を収録した本作までさかのぼってきた。7つの短編からなる。虚実ないまぜになった話やここでは艶笑のものが多い。同じ著者の「遊動亭円木」からスピンオフした作品がいくつかあり、そちらは読んでいないが愉しめた。中国に関連したものが3作、かなという女の子の話が2作ある。表題作は夫婦がそれぞれなまめかしい関係にもつれていく話。2026/10/28
勝浩1958
2
川上弘美著『大好きな本』という書評集から面白そうだと想って読んでみた。どの編も落語でいう落ちへ向かって、強引に物語が紡がれている感じがした。そこが少し鼻に付いた。2011/08/07
takao
1
ふむ2026/02/24
たんこ
1
短篇集。盲目の落語家円木の身の回りで起きる男女のコトと、中国の男女のコト。2010/03/11




