集英社新書<br> 戦後と災後の間―溶融するメディアと社会

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集英社新書
戦後と災後の間―溶融するメディアと社会

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087210385
  • NDC分類 304
  • Cコード C0236

出版社内容情報

東京五輪の開催に沸く日本。しかし2020年以後の世界はどうなるのか? それを知る鍵は、「災後」と称する90年代半ばにあった。本書は未来予測に役立つ思考法を提供。最新の社会情勢を読み解く。




吉見 俊哉[ヨシミシュンヤ]
著・文・その他

内容説明

フクシマ、トランプ、東京五輪問題に、パナマ文書、ポケモンGOのブーム、公文書管理の闇、そして日常に迫るテロリズム…。近年起きた無数の出来事が示すのは、メディアと社会の溶融である。本書では、東日本大震災後という意味での「災後」の二〇一〇年代に足場を置き、安倍政権とほぼ重なる「災後」の近景、それを一九九〇年代半ばからの変化として捉える中景、さらに戦後日本、なかでも七〇年代頃からの歴史に位置づける遠景の三重の焦点距離を通して戦後と災後の間を考察。未来への展望を示す。

目次

第1章 記憶の災後―情報は誰のものか 二〇一三年四月~一二月
第2章 縮む「戦争」と「日常」の距離 二〇一四年一月~一二月
第3章 対話を封殺する言葉―「イスラム国」と日米同盟 二〇一五年一月~一二月
第4章 仮想のグローバルディストピア 二〇一六年一月~一二月
第5章 ポスト真実化する社会のなかで 二〇一七年一月~二〇一八年三月
年表 2013年~18年に起きた主な出来事

著者等紹介

吉見俊哉[ヨシミシュンヤ]
1957年、東京都生まれ。東京大学大学院情報学環教授。ハーバード大学客員教授。社会学、都市論、メディア論、文化研究を主な専門とし、日本のカルチュラル・スタディーズにおいて先導的役割を果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keepfine

1
2013〜2018の時評。エピローグが良い。丸山眞男やアレントをひいて、過去と未来の関係は抗争的である。思考の出来事が生じる舞台とは、過去と未来の力が衝突し合う戦場である。我々を過去へと押し戻すの未来である。時間は中間すなわち彼が立つ地点で裂けている。現在ではなく、時間の「裂け目」。裂け目は彼の絶えざる戦い、彼が過去と未来に抗することによって存在する。人間が時間のうちに立ち現れることによってのみ、また人間が自らの場を占める限りでのみ、無差別な時間の流れは断ち切られ、[過去、現在、未来]の時制となる。2023/03/11

山口透析鉄

1
古書で読了。東京新聞は2000年からずっと購読していますので、吉見氏の社会時評も読んでいましたが、詳細は失念している部分もあり、良い復習にもなりました。 この間、東日本大震災後は私の中でもSNSの比重がかなり大きくなり、特にFacebookの真っ当な論者に影響を受けてきた部分もあり……ケンブリッジ・アナリティカについても見ておりました。 会社員として働いていた経験からしても、ニッポン会社ムラ、近代化していないから日本全体がコケただけじゃないの?という思いが強いですね。 著者の他の著書も読みたいですね。2022/10/29

K

1
2013年から2018年までに新聞に連載された社会評論を纏めた本。即時的かつ新奇性のあるニュースバリューを追求する傾向が強まると共に、出来事を記録も記憶もせずに忘却してしまおうという空気が蔓延ることに警鐘を鳴らす。alternative factなんてことを言い出す政権がアメリカに誕生する何年も前から、日本の政治家の言葉は軽〜く、欺瞞的になっていたんだなぁと改めて思わされた。2021/11/22

星辺気楽

0
大震災からの日本と世界の動向をワンフレーズごとにまとめてあり、大変読みやすかった。日本のことをもっと書いてほしかった。2019/02/22

YNR

0
コラム集。 災後、とは。敗戦との関係は。 社会問題が計時的に追えた。2018/07/25

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