集英社新書<br> 明治維新150年を考える―「本と新聞の大学」講義録

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明治維新150年を考える―「本と新聞の大学」講義録

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  • サイズ 新書判/ページ数 320p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087210064
  • NDC分類 304
  • Cコード C0236

出版社内容情報

私たちは、何を得て何を失ったのだろうか? この国を呪縛してきたものの正体とは? 朝日新聞社と集英社による連続講座「本と新聞の大学」第5期、待望の書籍化。近代のブラインド・スポットに光を当てる!


内容説明

二〇一八年は、あの明治維新からちょうど一五〇年である。この歴史上でも稀な“画期”に、各界を代表する論客が一堂に会した。民俗学の赤坂憲雄、憲法学の石川健治、財政社会学の井手英策、ノンフィクション作家の澤地久枝、小説家の高橋源一郎、映画監督の行定勲という、実力派のメンバーは、これまで語られることのなかった「近代日本」のブラインドスポットを次々に提示する。私たちは、何を得て、何を失ったのだろうか?そして、この国を呪縛してきたものの正体とは?朝日新聞社と集英社による連続講座シリーズ「本と新聞の大学」第五期、待望の書籍化。

目次

第1回 基調講演 これまでの日本、これからの日本―維新後一五〇年を考える(一色清;姜尚中)
第2回 何が失われたのか―近代の黄昏に問いなおす(赤坂憲雄)
第3回 沈潜し、再浮上する財政の歴史から「いま」を読み解く(井手英策)
第4回 故郷への眼差し―熊本地震の経験から(行定勲)
第5回 国民主権と天皇制―視点としての「京城」(石川健治)
第6回 人はどこにいたのか(澤地久枝)
第7回 小説の誕生(高橋源一郎)
第8回 総括講演 一五〇年のメディアとジャーナリズム(一色清;姜尚中)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

36
「貧困であることは倫理的に人間的にダメだという考え方が日本の近代初期に形成されたことで現代も貧困が見えにくくなっている」姜尚中の指摘は重い。渡辺京二の著書を基に、赤坂氏は「格差が小さく幸福で陽気だったかつての日本がいま弱者に厳しい社会になってきた」と警告。井手氏は中間層の低所得化をデータで示した上で、犯人探しに明け暮れただけだった平成の政治を批判する。映画監督の行定氏が決して映画にできない、若き日の在日の友人を失った壮絶な体験。沢地さんの孫に伝える戦争体験。この講義シリーズが続いてきた理由がわかりました。2017/11/24

Nobu A

9
「本と新聞の大学」シリーズ第4巻を改め第6巻読了。17年刊行。8年前初版で比較的新しくなった。しかし、シリーズが続くに連れ雑になってきている印象。と言うか、名詮自称から外れてきた点が気になる。そもそもタイトルが気宇壮大で関係性が薄い講義も散見。その中で井出英策の「沈潜し、浮上する財政の歴史から『いま』を読み解く」が一番示唆に富み興味深かった。著者の著書要注視。共著の良さが表出。高橋源一郎の選考の裏話は存外面白かったが、それ以外はどれもなんだかなと。姜尚中と一色清のモデレーターは相変わらず卒なく熟していた。2024/04/15

hozuki

5
明治から昭和に入り、大きな戦争を経験し、日本は世界でも指折りの発展国になった。私は平成生まれで、とても年が若いというのもあるけれど、過去に人々が経験してきただろう時代と現代を比べ、そこから今ある問題を浮かび上がらせる、もしくは解決する手段を示唆してくれる。歴史といっては失礼かもしれないが、もう戻れない時から学べることがこんなにもあるのか、ということがとても新鮮だった。今ある"当たり前"にも、起源があって、風化や付属がある。今しか見えてない(ネットなどの確信性がない情報だけ持つ)ことは危ないなと思った。2019/09/05

ブック

3
様々な識者による、近現代日本の総括と、未来への問題提起です。明治維新とか、そういうことはほぼ出てきません。個人的には全ての内容が共感でき、これからの日本や世界に襲いかかる荒波がどんなものになるのか、という想像の一助になりました。しかし、最大の問題は、「考えずに、ただ流されるだけ」の、人々が全人類の大多数を占めていて、気づいた頃にはもう遅い、ということになる、という未来が、このままだと来る、ということでしょうね。それが、人類の、そう遠くない未来だと感じます。2018/06/22

tecchan

2
来年2018年は明治維新から150年。この激動の150年を、政治、文化など様々な分野の識者が検証した朝日新聞主催の連続講義の書籍化。現代の日本が抱えている様々な課題が分かりやすく語られており、勉強になった。2017/11/21

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