集英社新書
絶景鉄道 地図の旅

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087207217
  • NDC分類 686.21
  • Cコード C0225

出版社内容情報

日本に張り巡らされた三万キロ近い線路は、それぞれ地形と密接な関係にあり、一枚の地形図を見ると、その土地を走る鉄道にまつわる様々な出来事を読み解くことができる。貴重な地図を多数収録した一冊。

内容説明

地形図からは鉄道に起きた様々な出来事も読み解くことが可能だ。例えば駅と駅との間隔が極端に短い路線がある理由や、単線・複線が混在する事情など、隠された秘密も明かされる。本書では、貴重な地図を多数収録し、日本の名勝を走る鉄道を紹介。鉄道ファンならずとも時空を超えた旅を味わうことができる。地図研究家、鉄道愛好家として絶大な人気を集める著者が贈る珠玉の一冊。

目次

第1章 地形図で探す「鉄道の絶景」(中央本線にもある絶景廃線跡;地形図で探したい絶景の「波かぶり線」 ほか)
第2章 過酷な道程を進む鉄道(川の蛇行に忠実に進んでいく鉄道;鉄道でしか行けない「秘境駅」を探す ほか)
第3章 時代に左右された鉄道(ローカル支線も昔は本線でした;支線のない「本線」が存在する理由 ほか)
第4章 不思議な鉄道、その理由(波打ち際の鉄橋と川のない鉄橋;駅の間隔が極端に短い理由とは? ほか)
第5章 鉄道が語る日本の歴史(東海道の旧宿場町に沿って走る列車;門前町へ乗り入れる路線 ほか)

著者等紹介

今尾恵介[イマオケイスケ]
1959年生まれ。地図研究家。明治大学文学部中退。出版社勤務を経て、1991年より鉄道・地図・地名に関する執筆を開始。一般財団法人日本地図センター客員研究員、日本地図学会「地図と地名」専門部会主査(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tadashi_N

25
沿線風景だけではなく、歴史も感じられる地形図の使い方。2019/10/03

壱萬弐仟縁

18
日本地理の地形図は30点は出るようだ。そうしたニーズには対応できる良書。何枚かコピーして、日曜日に活用できるようにしておきたい。地形図も随分と多様性、個性があるのだと実感される一冊。実際に訪れてみると、より実感されると思われる。ケーブルカーは鋼索鉄道という(33頁)。箱根登山鉄道(2万5千分の1×1.1、34頁)。日本で最初にループ線が用いられたのは明治42(1909)年、鹿児島本線の人吉~吉松間開通時(70頁)。  2014/08/20

たらこりっぷ

9
地形図を読みながら鉄道の旅を楽しむ。これだけでもう十分マニアックです。新書にして誰が買うんだろうと思いながら、すぐに買って読み終えていました。道路を作ることも大変なことですが、波しぶきがかる海際や、山肌を縫うように走る線路を見ていると、先人たちの苦労がしのばれます。行ってみたくなる場所ばかりでした。2014/02/02

ふろんた

4
★★★2018/03/03

やまほら

4
雑誌連載をまとめたもの。それぞれの章で、いつもながらの著者の視点が楽しめる。地図が小さめなところ、記述にだぶりがあるところは、仕方ないですね。2014/02/11

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