集英社新書<br> オーケストラ大国アメリカ

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オーケストラ大国アメリカ

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087205893
  • NDC分類 764.3
  • Cコード C0273

出版社内容情報

カリスマ指揮者、名オケが多数登場!
欧州偏重の日本のイメージと異なり、実はアメリカこそが真のオーケストラ大国だ。なぜアメリカでオーケストラ文化が育ったのか? 歴史はもちろん、経営面や戦略を含めて論じる。必聴音源案内付。

内容説明

アメリカはクラシック音楽の伝統のない国だと思われている。しかし、現代のオーケストラのスタイルは十九世紀に成立したものであり、アメリカのオーケストラは、その形成過程でヨーロッパのオケに優るとも劣らない役割を果たした。そして今も高い演奏能力を誇り、ヨーロッパを凌駕する魅力を備えている。高い音楽性を達成し、地域社会に根ざしたアメリカのオーケストラ。そのドラマティックな歴史をたどり、スター指揮者や名オーケストラの実像を紹介しながら、実力の源泉に迫る。

目次

第1章 オーケストラ大国の礎(オペラハウス・ブーム;オーケストラの伝道師トーマス―地域オーケストラの誕生;スパルタ指揮者!マーラー―アメリカ音楽界の飛躍;ドイツ音楽界からの脱皮)
第2章 オーケストラ大衆時代の到来(スター指揮者誕生;アメリカで花開いた現代指揮法)
第3章 悲劇と栄光の指揮者たち(新しい音楽界ビジネスの出現;レコード業界の飛躍;幻のシカゴ響音楽監督フルトヴェングラー;最後の勝利者ライナー)
第4章 スーパー・オーケストラの登場(アメリカ生まれのスター指揮者;ゲオルグ・ショルティ;クリーヴランド管弦楽団―セルとその遺産)
第5章 オーケストラ大国アメリカの発展(オーケストラ・ダイナミズムの時代;米国オーケストラの発展を支えたもの)

著者等紹介

山田真一[ヤマダシンイチ]
1963年東京生まれ。芸術文化研究者。音楽評論家。シカゴ大学大学院博士課程修了。昭和女子大学非常勤講師(文化政策)。音楽専門誌や新聞などに評論等を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

327
2011年現在、アメリカ・オーケストラ連盟に加盟しているオーケストラは実に900近いそうである。数の上からは、全ヨーロッパの(あるいはアメリカ以外の全世界の)オーケストラをも上回るだろう。もちろん、数だけではなく質においても、シカゴ交響楽団やクリーヴランド管弦楽団をはじめ、いくつかのオーケストラはベルリン・フィルやウィーン・フィルにも比肩される実力だろう。まさにアメリカはオーケストラ大国である。ヨーロッパから海を渡った指揮者も多いが、フルトヴェングラーもあわやニューヨーク・フィルとシカゴ響の常任指揮者に⇒2022/08/14

巨峰

17
クリーヴランド響の破産と言うバットニュースと同じ時期に、間悪く出版された新書。ヨーロッパの楽団に比べると歴史的文化的にどうしても偽者ぽい印象が拭えないアメリカの交響楽団なのだが果たしてそうなのか。これからアメリカのオーケストラを聴きたいと思う人にはちょうどよい道標になるでしょう。2011/04/23

ロッキーのパパ

12
タイトルを見て、確かに20世紀以降の著名な指揮者ってアメリカに関係しているけどどうしてなんだろうと思った。この本では、まず、最初の章でオーケストラの歴史を概説して、全体を俯瞰する。2章から具体例としてアメリカのオーケストラ史を彩った指揮者たちを描いている。そして、最後に、アメリカでオーケストラが盛んな理由を説明している。この構成の妙を持って、タイトルで感じた疑問を新書サイズの中で解消してくれた。思っていた以上に、よい本に出会えた。2011/12/28

ぐんまくん。

2
ニューヨークフィルならバーンスタイン、シカゴ響ならショルティといった強いイメージを持っているが、そこに至るまでの歴史が面白い。アメリカのオケの意外な歴史の古さにも驚いた。2022/08/06

shushu

2
アメリカのオーケストラの歴史は(現在のような形になった)ヨーロッパのオケと同じくらい19世紀に始まり、このように発展したんです、ということを著名な指揮者とオケとの関係を通して描く。それらのアメリカのオケは演奏したい人が集まって成立したものではなく、自分たちの町にオーケストラを持ちたい、という人々の活動から生まれたもの、というのが何というか、成り立ちが独特ですね。。。レーベルとの関係も、クラシック=売れない、という時代と大違いだし。お薦めCDも挙げられているけど、縦書きの間に横書きで読みにくい・・2017/12/05

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