集英社新書<br> 愛と欲望のフランス王列伝

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集英社新書
愛と欲望のフランス王列伝

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087205732
  • NDC分類 288.493
  • Cコード C0222

内容説明

フランスの伝統が生んだ文化は、芸術や料理、ファッションなど世界のさまざまなところに浸透している。だが、学校教育における世界史では、歴史的人物の人間的な部分を削ぎ落としてしまうので、フランス史の真の面白さがわからない。本書は、列伝形式で歴代の王たちを網羅し、現代のセレブに至るまでドラマティックな歴史絵巻として描き出す。人間の歴史の縮図とも言うべきフランス史を、古代から現代まで通史として論じており、この一冊でフランス通になれる書。

目次

プロローグ ガリアの森の奥深くから物語は始まった
第1章 血なまぐさい愛憎劇を繰り広げるゲルマン人の宮廷―メロヴィング朝
第2章 カール大帝と『ローランの歌』―カロリング朝
第3章 吟遊詩人が愛を語り、騎士たちは十字軍へ―カペー朝
第4章 百年戦争とルネサンスの美女たち―ヴァロワ朝
第5章 ヴェルサイユの薔薇とフランス革命―ブルボン朝
第6章 ナポレオンがやっぱり偉人である理由―帝政と王政復古朝
第7章 共和国の支配者とセレブたちの愉しみ―共和政の時代
エピローグ 21世紀になっても王政復古を狙うプリンスたち

著者等紹介

八幡和郎[ヤワタカズオ]
1951年滋賀県大津市生まれ。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現経済産業省)に入省。フランスの国立行政学院(ENA)留学。パリ・ジェトロ産業調査員、大臣官房情報管理課長などをつとめたのち退官し、徳島文理大学大学院教授。テレビ出演や評論・著作活動を行う。フランスの政治・教育・社会システムについての論文やエッセイ多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おMP夫人

10
微妙。けれど最近、フランスの古典文学に触れる機会が増えたのでやはり作品の舞台や書かれた当時の社会情勢の知識があった方が楽しめるかな? なにしろ世界史はサッパリなのでせめて王様くらいは知っておこう。という目的があったのでクロヴィス1世からルイ・ナポレオン(おまけでそれ以降の大統領)までを羅列する本書はとりあえず読んでおいて良かったかな? という感想です。ただ全く知識のない人向けの本なのにアウストラシアとネウストリアを著者が勝手に日本になぞらえて「フランス南北朝」としてしまったのはかえって誤解を招くだけでは?2013/04/25

遊未

3
タイトルありきの本が増えているが、「愛と欲望の」は何?この部分は必要なのか?愛と欲望について特にこれらの王家がどうだったのか?コンパクトであり、あちこちに繰り返しまとめが出てくるけれど・・・わかりにくい本だと思う。ただ、現代のフランス王家の後継者とか、スペイン継承はとかタイムスリップのようなお話しは興味深い。2015/01/01

JINKO@灯れ松明の火

0
11-71まず声を大にして日本中の人に問うてみたい。この本、面白いか?本当に「列伝」だった。ただ歴代の王の名前を列記しただけ。ただひたすらに無味乾燥な史実のみを書き連ねただけで、そこには何のドラマを感じることができない。故につまらない!新書で網羅する必要があったのか?もっとざっくりで良かったんじゃないのか?レポートのためでもないのに、最後まで我慢して読み通した自分をほめてあげたい!2011/05/06

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