集英社新書ヴィジュアル版
百鬼夜行絵巻の謎

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087204728
  • NDC分類 721.2
  • Cコード C0221

内容説明

二〇〇七年七月、画期的な絵巻「百鬼ノ図」が発見される。この新発見の絵巻の登場によって“謎”だらけといわれてきた百鬼夜行絵巻のミステリーが一気に解け、これまでの定説は完全にくつがえることになったのである。著者は、国内外にある百鬼夜行絵巻の伝本六十余の画像をすべて収集、それらの詳細な分析により、絵巻の成立と系譜の全容の解明をはたす。この発見と研究のプロセスを収録した本書は、妖怪研究第一人者による、百鬼夜行絵巻研究の決定版である。本邦初公開の「百鬼ノ図」をはじめ、初紹介の伝本多数をカラーで掲載。

目次

第1章 すべては日文研本「百鬼ノ図」から始まった!(「百鬼ノ図」と中世;次々にわかってきたこと)
第2章 「謎」だらけの百鬼夜行絵巻(「謎解き」の歴史;本格的な「謎解き」)
第3章 百鬼夜行絵巻の全諸本が分類できる(四つの系統がある;組み合わせの着眼点)
第4章 妖怪イメージ誕生の秘密(擬人化と妖怪;戯画から妖怪へ;妖怪の出現を描く)

著者等紹介

小松和彦[コマツカズヒコ]
1947年、東京都生まれ。国際日本文化研究センター教授。埼玉大学教養学部教養学科卒業、東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了。専門は文化人類学・民俗学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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