出版社内容情報
旧大名家出身で、学歴は小卒。数奇な人生の中で、禅の心と共に培ってきた正味の生き方──。京都仏教界のトップとして行動し、人を動かしてきた禅僧がその極意を明かす。
内容説明
人間本来無一物。いちど死に切って楽になれ。正真正銘の「正味」の生き方の真髄を異色の名僧が語る。京都仏教会を束ね、物言う禅僧として世界レベルで行動し、伊藤若冲の「動植綵絵」展などを催した承天閣美術館の館長としても名高い著者が、その数奇な人生の中で禅の心と共に培ってきた正味の生き方。そこには、現代の迷う心を解き放つ知恵が満ちている。覚えておきたい禅語・仏教用語解説つき。
目次
第1章 禅って、なんやろ?(そもそも禅とは?;体験こそが、唯一の禅の道 ほか)
第2章 人を育てる(何よりもつらかった孤独;人の上に立つ人間は、人々のために全力を尽くす責務がある ほか)
第3章 人を動かす(「やり方」さえ知っていれば、ものごとはおのずから動く;黙って成り行きを見つめていれば、落としどころは見えてくる ほか)
第4章 文化を育てる(花街は京都が誇るべき文化である;何百年先の未来に、この文化を残すためにすべきこと ほか)
第5章 生きること、死ぬこと(臘八大接心の苦行を乗り越えると、まったく新しい世界が開ける;乗り越える醍醐味は、一度知るとやみつきになる ほか)
著者等紹介
有馬頼底[アリマライテイ]
1933年東京生まれ。臨済宗相国寺派七代管長。大本山相国寺・鹿苑寺金閣・慈照寺銀閣住職。京都仏教会理事長。八歳で大分県岳林寺に入門、55年京都臨済宗相国寺僧堂入門。久留米藩主有馬家の子孫(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テツ
ひめぴょん
大先生
Michi
Yasushi I