内容説明
国民投票法が成立し、今後、憲法改正論議が活発化することは間違いない。世論調査では改憲容認派が過半数を超えると報道されているが、こと九条に限っていえば「今のままでいい」という人たちも多数存在している。本書は、司法試験の受験指導で定評のあるカリスマ塾長である著者が、日本国憲法の特長や意義だけでなく、国民投票法、九条にまつわる議論についてわかりやすく解説。立憲主義、民主主義、平和主義を愛する立場から、「今の憲法は捨てたものじゃない。憲法の力を見直そう」と語りかける。
目次
はじめに(政治的なクーデターが起ころうとしている;議論することが民主主義の基本では? ほか)
第1章 このままで公正な国民投票ができるのか(改憲論議をする前に;護憲派ではなく立憲派として ほか)
第2章 美しい日本国憲法(憲法と法律は違う;憲法が守る、少数派の人権 ほか)
第3章 そんなに九条を変えたいですか?(九条改憲賛成派の論理について;日本国憲法がめざす平和主義)
おわりに(「改憲」ではなく「壊憲」;戦争に加担したくない ほか)
著者等紹介
伊藤真[イトウマコト]
1958年生まれ。法学館館長、伊藤塾塾長。東京大学在学中に司法試験に合格。95年に「伊藤真の司法試験塾」(その後「伊藤塾」に改称)を開設、親身な講義と高い合格率で「カリスマ塾長」として人気を博す。「市民のために働く法律家育成」をめざす一方で、「憲法の伝道師」として各種集会での講演活動も精力的にこなす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
たか
Francis
晴れ女のMoeco
もっと寝たい(店主)