内容説明
イラク侵攻を主導し、いまやホワイトハウスを牛耳るアメリカの新保守主義者、いわゆるネオコンとはいったい何者なのか。彼らを動かす軍事シンクタンクの思想は、アメリカ国民をどこに誘導しようというのか。彼らの活動資金は、どこからでているのか。ブッシュ大統領を侵攻へと駆り立てたのは、石油利権などではない。現在のアメリカの権力構造を理解しようとするなら、保守本流の深層、「鉄道資本」と「石炭産業」の歴史をまずひもとく必要がある。そして、その保守を変容させるネオコンこそが、アメリカを、さらに世界を危機に追いやっているのだ。
目次
序 アメリカの暴走
第1章 保守本流とネオコン(黒幕ビル・クリストルとネオコン七人組;過去のユダヤ人の反体制・反戦運動 ほか)
第2章 アメリカの鉄道資本とは何か(大陸横断ユニオン・パシフィック鉄道;アメリカ史を動かす鉄道会社とスタンフォード大学 ほか)
第3章 保守派のマーチャント・バンカー(メリル・リンチとブッシュ・ファミリー;軍需財閥、ボーイングとロッキード・マーティン ほか)
第4章 シンクタンクがばらまく軍事思想(マードックとロスチャイルド人脈による煽動プロパガンダ;シンクタンク人脈が進めるアジアの友好破壊工作 ほか)
著者等紹介
広瀬隆[ヒロセタカシ]
1943年東京生まれ。作家。早稲田大学卒業。近年、建国以来のアメリカ合衆国の成り立ちを精査し、その権力構造を解析している
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