内容説明
日本に多大な影響を及ぼし、世界経済を牛耳るアメリカ。そのアメリカを動かしているのは、大統領でもなければ二大政党でもない。ロックフェラー、ヴァンダービルト、モルガン、アスターといった財閥の遺産相続人たちだ。彼らはヨーロッパの財閥ともつながっており、その要請と指示に従ってウォール街のビジネス集団は活動する。ヘッジファンドの大物たちですら実は財閥に使用される投機屋にすぎない。日本、アジアの経済苦境の裏に潜むメカニズムの正体に迫る。
目次
序章 世界を動かす“七つのメカニズム”
第1章 遺産相続人の指令
第2章 南アのゴールドが動かす資産価値
第3章 CIAの経済戦略
第4章 ヨーロッパ財閥の威力と組織
第5章 ウォール街の国際投機人脈
第6章 タックスヘイヴンによる地下経済
第7章 金融ジャーナリズムの支配力