出版社内容情報
読んで食べる。食べて読む。物語の料理を食べることで小説の世界観を体感し、より深く味わい楽しめる1冊。名作BUNDANレシピ。
BUNDANCOFFEE&BEER[ブンダンコーヒーアンドビア]
著・文・その他
内容説明
東京ピストルがプロデュースする文学カフェ「BUNDAN」のレシピ集。明治から平成まで人気作家34人の物語料理を再現。
目次
第1章 人生の味(カツサンド―田辺聖子/金魚のうろこ;おやじのオムレツと茸ごはん―よしもとばなな/おやじの味;オカンのおにぎり弁当―リリー・フランキー/東京タワー ほか)
第2章 格別な味(ロンドンのフランス風サラダ―中谷宇吉郎/サラダの謎;じゃがいもとジェノヴェーゼソースのクロスティーニ―山田詠美/夕餉;グルダ―沢木耕太郎/深夜特急4 ほか)
第3章 やみつきになる味(牛乳コーヒー―寺田寅彦/コーヒー哲学序説;特製いちごジャム―夏目漱石/吾輩は猫である;午後のアップルパイ―尾崎翠/アップルパイの午後 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まま
36
東京ピストルもBUNDANも全然知らなかった(・o・) なんて素敵!また行きたい場所が増えた2022/08/24
けいこ
35
軽くショック、、活動範囲内に『BUNDAN COFFEE』なるものが存在していたのを今の今まで知らなかった。店内には約2万冊の書籍があり、自由に手に取る事ができる。そして何より、本に出てくる料理が食べられる。この本はそのメニューのなかから、どの作者のどの本から作られた料理かをレシピ付きで紹介してくれる。まず目に入ったのは森瑤子さんの『デザートはあなた』のサーディン丼!これ、当時作ったなぁ。谷崎潤一郎『蓼喰う虫』のレバーパテのトースト、小川糸『食堂かたつむり』のカラスミのリゾットなどなど、他にも美味しそう!2020/12/23
オレンジメイツ
26
「図書館本」東京駒場にある日本近代文学館の中にBUNDANという文学カフェがある。読んでみたい本と食べてみたいメニューが34種類。また行きたい場所ができました。2021/02/21
あかいろ
20
東京、日本近代文学館内にある、文学カフェ『BUNDAN』。 行ってみたいなあとつくづく思っていたところレシピ集があることを知り、手に取りました。 最近ご無沙汰している作家さんとの再会や、新たな出会い。 読みたい本が増えました。これから食べたいものも増えました。 読むことと食べることは似ていると思う。そして、食べることは生きること。食べることを大切にすることを、わたしは文学から学びました。 あと、ヘタウマな挿絵がたのしめました。2016/04/27
紫羊
20
人気作家34人の物語料理を再現・・・どの作家も一冊は読んだことがあるなあ、と思いながら読んでいたら、はじめましての人に出会ってしまいました。菊池成孔さんは私にとって未知の書き手さんです。音楽もされているのですね。紹介されている「スペインの宇宙食」の一節も、「地鶏と大根とキノコのスープ」も気に入りました。 取り上げられている作家も幅広く、料理も美味しそうです。レシピ本としても使えます。2015/03/31
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