内容説明
ポリネシアンセックスという未知の感動へ。こころとからだが溶けあう場所―永遠を感じる旅立ちの夜。五木寛之が初めて描く愛とSexの物語。
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年、福岡県生まれ。『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞、『青春の門』で吉川英治文学賞、2002年、菊池寛賞を受賞。直木賞他数々の選考委員を務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
団塊シニア
43
セックスとは男女がそのエネルギーを互いに交流させる行為、ポリネシアンセックスについて語られてる、勃起、挿入、射精という男主義のセックスでなくゆっくりと静かにそして射精や忙しい動きを必要としない性と愛について語った奇妙な物語である。五木氏の作品としては珍しいテーマであるが、いやらしさを感じさせない内容である。2014/04/02
阿呆った(旧・ことうら)
10
『ポリネシアンセックス』のススメ。旅先にて、あるカップルが現地のアーティストの女性と意気投合し、自宅に招かれてセックスの話になる。その女性と恋人によると、セックスとは男女がエネルギーを互いに交流させる行為であるらしい。通常と異なり、ゆっくりと時間をかけて、静かに行為を行う。それはさておき、下衆の勘ぐりだが、実際旅先でその日初めて会った人に誘導されて、彼女が彼氏のセックスについて不満を暴露したら、彼のプライドは傷つくのではないだろうか?それがきっかけで関係がギクシャクして別れたりしないかが心配になった。2015/05/06
かやは
6
射精を最終的な目的にせず、深い結合で一体感を感じることを目指すセックス。究極のハグ、みたいなイメージかな。2019/07/04
oyasumi
4
性と愛に悩むオトナのための絵本2020/01/12
エマ
4
もう少し刺激的な感じなのかな?と思ったら、絵本のような、寓話のような感じでした。ゆっくり静かに味わう性の物語です。本当に愛する人に出会えたらさらに愛を深めるためにしたい気持ちになりました。2015/09/14