出版社内容情報
【文学/日本文学小説】江戸から離れた東北の山深い村で突如、民が消え去った。隣り合う二藩の対立、お家騒動と奇妙な病……。怪物はなぜ現れたのか?北の民たちはその”災い”にどう立ち向かうのか―!?現代を生きる読者に希望と勇気をもたらすファンタジー冒険時代小説。
内容説明
時は元禄、東北の山間の仁谷村が一夜にして壊滅状態となる。隣り合う二藩の因縁、奇異な風土病を巡る騒動…不穏さをはらむこの土地に“怪物”は現れた。仁谷擁する香山藩では病みついた小姓・直弥や少年・蓑吉らが、香山と反目する永津野藩では専横な藩主側近の弾正や心優しきその妹・朱音らが山での凶事に巻き込まれていく。恐るべき怪物の正体とは?交錯する北の人々はそれぞれの力を結集し、“災い”に立ち向かう!
著者等紹介
宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年東京都生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞(長編部門)、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年『火車』で山本周五郎賞、97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞、99年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、02年司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)、07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞、08年英訳版『ブレイブ・ストーリー』(『BRAVE STORY』)でThe Batchelder Awardを受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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文庫フリーク@灯れ松明の火