感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
36
参考文献として。引用できるところはごく一部か。ラッセルのパラドクスって何? だったのが、有名な文句に代表される理屈だったのに気づきすっきり。しかしこんなことばかり考え続けるのが哲学者だとすると、堪え性のない私は向いていないのかな・・・。2015/04/28
逆丸カツハ
35
古本で買ったら著者謹呈本っぽいというとんでもないラッキーであった。そしてラッセルの偉大さに慄く。うーん、この人はすごい。2026/04/29
kochi
17
数学を論理学で基礎付けしようとしていたフレーゲの目論見を打ち砕いてしまったという、数学史のなかの一つのクライマックスである、「ラッセルのパラドックス」の発見。これがいたい何かは置いておいてf^^;、このパラドックスをタイトルとはしているが、ラッセルの変遷を重ね、広い範囲の活動(アインシュタインとともに反核運動を推進し、ノーベル文学賞も受賞)のうち、論理学を含む哲学全般について、新書らしくコンパクトに解説。巻末の参考文献とラッセルに関係深い人物の略伝を頼りに、新しい読書の世界が広がる予感。2019/10/20
takeapple
15
三浦先生の本なので厳密で読みやすい文体。内容はラッセルの論理学なので難しいけれど、スラスラ読めて面白い。しかしラッセルだけじゃなく、哲学者の考えることの半端なさ。まあそれが哲学者の所以だろうが。20世紀の哲学は数学的要素が強いから難しいけど面白い面と硬質というか無機質というか。個人的好みだけどとしてはもっと人間的な方が好きだけど。2020/03/28
またの名
13
ヴィトゲンシュタインより普通に、ラッセルが好き!という珍しい少数派の人を増やすかもしれない解説。絶対の真理はないと言いつつ自説を変えずに絶対化しがちだったポップ哲学者とかいう一体誰のどの主張を指してるのか不明な藁人形批判を挟みながら、動的に変化した哲学者としてラッセルを紹介。ヘーゲルの一元論に愛想を尽かし外的関係から「これ」としか呼べないセンスデータ、タイプ理論に中性的一元論まで目まぐるしく何段階も進化した思想的変遷が魅力的に語られる。数学に相当依拠した哲学を論理式を使わず理解できるようにする工夫が凄い。2017/09/08




