出版社内容情報
21世紀を目前にして人間の生き方や心のありようはいま根底から問い直されようとしています.本著作集は,臨床心理学を中心に,ユニークな日本人論,日本文化論など多方面の活躍で知られる著者の業績を十全に理解できるように編集し,21世紀にむけた新たな人間像を構想するものです.人間の心と生の全体性の回復をめざし,現代人の生き方に新たな道をひらくこの著作集を読者のご要望に応え,ここに再刊します.
内容説明
昔話の根源にある人間の心的現実と日欧の文化の違いをいきいきと描く画期的論考。
目次
序説 心理学から昔話の世界へ
昔話の深層(昔話と心の構造;グレートマザー〈太母〉―トルーデさん;母からの自立―ヘンゼルとグレーテル;怠けと創造―ものぐさ三人むすこ;影の自覚―二人兄弟;思春期―いばら姫;トリックスターのはたらき―忠臣ヨハネス;父と息子―黄金の鳥;男性の心の中の女性―なぞ;女性の心の中の男性―つぐみの髯の王さま;自己実現の過程―三枚の鳥の羽)
昔話の心理学的研究
夢と昔話
昔話の残酷性について
グリムの昔話における「殺害」について
猫、その深層世界
昔話と現代
柳田国男とユング
日本昔話の心理学的解明
『風土記』と昔話




