新潮文庫<br> モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集〈2〉ミステリ編

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新潮文庫
モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集〈2〉ミステリ編

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  • サイズ 文庫判/ページ数 280p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784102028056
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

海外名作新訳コレクション。生誕200年! 史上初の推理小説。世界初の名探偵。文豪によるミステリの原点が、鮮やかな新訳でいま甦る。

史上初の推理小説「モルグ街の殺人」。パリで起きた残虐な母娘殺人事件を、人並みはずれた分析力で見事に解決したオーギュスト・デュパン。彼こそが後の数々の“名探偵”たちの祖である。他に、初の暗号解読小説「黄金虫」、人混みを求めて彷徨う老人を描いたアンチ・ミステリ「群衆の人」を新訳で収録。後世に多大な影響を与えた天才作家によるミステリの原点、全6編。生誕200年記念。

内容説明

史上初の推理小説「モルグ街の殺人」。パリで起きた残虐な母娘殺人事件を、人並みはずれた分析力で見事に解決したオーギュスト・デュパン。彼こそが後の数々の“名探偵”たちの祖である。他に、初の暗号解読小説「黄金虫」、人混みを求めて彷徨う老人を描いたアンチ・ミステリ「群衆の人」を新訳で収録。後世に多大な影響を与えた天才作家によるミステリの原点、全6編。

著者等紹介

ポー,エドガー・アラン[ポー,エドガーアラン][Poe,Edgar Allan]
1809‐1849。米ボストンに生れ、旅役者の両親と幼くして死別、アラン家で養育される。ヴァージニア大学を中退。貧窮のなか雑誌編集の仕事などを転々としながら詩・短編小説を執筆するが、母国よりもフランスで高く評価された。酒と麻薬の乱れた生活を送り、奇矯な振る舞いで悪名が喧伝される。詩や小説の計算された美的効果を主張し、フランス象徴派をはじめ推理小説にいたるまで後代に大きな影響を与えた

巽孝之[タツミタカユキ]
1955年東京生れ。慶應義塾大学文学部教授。アメリカ文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

444
表題作を含めて6篇の作品を収録。こちらは概ね推理小説のジャンルに入りそうだ。いずれも再読なので、肝腎の部分は周知しているのだが、ポーの作品の妙味はトリックにのみ依存しているのではないことをあらためて思う。「モルグ街の殺人」(1841年)は、密室殺人(不可能犯罪)のまさに嚆矢であり、ディクスン・カーをはじめとして、これ以降陸続とこうした作品群が書かれることになる。また、「黄金虫」は暗号解読という、これまたその後の推理小説の王道の一つを開拓した記念碑的な作品。それぞれの探偵(ことにデュパン)も魅力的。2022/08/15

mae.dat

195
表題2作を含む6篇からなる短編集。何だろう。本も厚くはない上に、短編なのですけど、何とも読み辛く、思う以上に時間が掛かってしまいました。表題2作は、小学校の図書室にあり、読んでる気がしていたのですけど、全然思い出せなかった。『モルグ街の殺人』については、犯人を流石に覚えていたと言うより、知っていた感じですけど、それ以上に猟奇的でびっくり。小学生向きには、マイルドに仕上げてあったのでしょうか?それに、当時の人々は犯人像に、どれ程の知見が備わって居たのかも気になる所です。2021/05/12

nobby

169
今さらながらポー作品初読み。史上初の推理小説と初の暗号解読小説を堪能、こんな秀作が19世紀半ばにもう書かれていたことが驚き!「モルグ街の殺人」その驚愕かつ有名な犯人を幸い知らずに読めてよかった。細かく論理的に検証していての結末がスゴい!「黄金虫」終盤までの予想だにしない宝探し展開にビックリ!?登場した暗号が、かなり本格的でまた驚いた(笑)英語ならではの解読方法は知っていたが解き明かす様にはドキドキ。「おまえが犯人だ」「ホップフロッグ」など序盤から怪しい人物達がラストで成敗されるのも分かりやすくて好きだな♪2019/02/24

zero1

155
ミステリーはここから始まった!歴史に耐える作品には理由がある。ポーは19世紀の作家だが、今でも本書の内容は立派に通用するどころかドイルや乱歩の原型だと考えれば、価値はとても高い。「モルグ街の殺人」はデュパンと友人が夫人と娘の殺害事件を追う。「まだらの紐」(ドイル)を思い出す。「盗まれた手紙」もミステリーのモデルとしてあまりに有名。宮部みゆきも作品の中で用いている。常識に囚われず視点の変化が事件解決のカギ。謎を解くには今までにない方法こそ求められる。「黄金虫」は乱歩のデビュー作「二銭銅貨」を思い出す。2019/10/28

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

106
言わずと知れた元祖ミステリー。表題作の「モルグ街の殺人」と「黄金虫」以外は初読でした。「モルグ街の殺人」のトリックは、いまでこそ「え〜。」って言う感じだけど、これを180年前、日本でいうと天保年間に書いていたというのはすごいね。「黄金虫」の暗号解読は小学生の時にわくわくしながら読んでいた記憶がある。名探偵オーギュスト・デュパンの推理の仕方やキャラの造型は後のホームズにかなり影響を与えているなぁ。やはりミステリーの原点とも言える記念すべき一冊だと思う。★★★★2022/05/01

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