《第257回新宿セミナー@Kinokuniya》『菊之助の礼儀』(新潮社)刊行記念 尾上菊之助×長谷部浩 トークショー 「歌舞伎、美の根源」(2015年1月14日)※本講演会は終了しました

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役者尾上菊之助と演劇評論家長谷部浩が、歌舞伎を支える型と性根について語ります。役が決まってから、どんな工夫を経て、稽古を積み、舞台にあがるのか。これまで明らかにされてこなかった役者の修業について、根本の精神から細部の技術までを明らかにします。立役、女形ともに勤めてきた役者ならではの「色気」についてもそのみなもとにあるのは何かを語り尽くします。

尾上菊之助 (おのえ・きくのすけ)
昭和52年8月1日七代目尾上菊五郎の長男として生まれる。昭和59年2月歌舞伎座『絵本牛若丸』の牛若丸で六代目尾上丑之助を名のり初舞台。平成8年5月歌舞伎座『白浪五人男』五代目尾上菊之助を襲名。音羽屋菊五郞家の家の芸の継承を着実に進める。また平成17年は、蜷川幸雄演出の『NINAGAWA 十二夜』を実現させ、ロンドンでも公演を行う。近年では『春興鏡獅子』の小姓弥生後に獅子の精、『京鹿子娘道成寺』の白拍子花子、『伽羅先代萩』の政岡、『摂州合邦辻』の玉手御前を勤めるほか、立役でも『三千歳と直侍』の直次郎、『伊勢音頭恋寝刃』の福岡貢など活躍の幅を広げている。平成8年浅草芸能大賞新人賞。17年読売演劇大賞杉村春子賞、朝日舞台芸術賞寺山修司賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞など受賞多数。

長谷部 浩(はせべ・ひろし)
昭和31年生まれ。慶應義塾大学卒。演劇評論家。現在、東京藝術大学美術学部教授。東京新聞の歌舞伎評を担当。紀伊國屋演劇賞審査委員。著書に『菊五郎の色気』『野田秀樹論』、『傷ついた性 デヴィッド・ルヴォー 演出の技法』『4秒の革命東京の演劇1982─1992』など。蜷川幸雄との共著に『演出術』また、編著に、『坂東三津五郎 歌舞伎の愉しみ』『坂東三津五郎 踊りの愉しみ』などがある。

日  時|2015年1月14日(水)19:00開演(18:30開場)

会  場|紀伊國屋ホール(紀伊國屋書店新宿本店4階)
料  金|1,500円(全席指定・税込)
前売取扱|キノチケットカウンター(紀伊國屋書店新宿本店5階10:00~18:30)
電話予約|紀伊國屋ホール 03-3354-0141(受付時間10:00~18:30)
《12月4日(木)より、チケット発売・電話予約受付開始》
※10歳未満のお子様はご入場いただけません。
主  催|紀伊國屋書店
共  催|新潮社

※イベントの日時・時間については急な変更等ある場合がございます。詳細は各店にお問い合わせください。
※定員になり次第、チケットの発行を終了させていただきます。尚、当サイトでのチケット完売のご案内は遅れる場合があります。チケットの残数については上記へお問い合わせください。

菊之助の礼儀

菊之助の礼儀

長谷部浩 / 新潮社
2014/11出版
ISBN : 9784103367512
価格:¥1,620(本体¥1,500)

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歌舞伎の現在を担う役者は、日々何を考え、 舞台に上がるのか──音羽屋の直系として 生まれ、育つ。菊之助襲名、祖父梅幸と父菊五郎、女方と立役、シェイクスピアの歌舞伎化、先輩役者との交友、踊りの大曲への挑戦。伝統を着実に受け継ぎながら、創意工夫に満ちた再創造の道を歩む、尾上菊之助。その人生に向かい会う姿勢。
言葉と演目を通して描く、奥深き美の根源。

2014.12.02 イベントに行こう  エンタメ あの人が来る!!