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春 秋 社 編 集 部 ・ 小 島 直 人 氏 が 選 ぶ 身 体 論 の 本

希 望 が 到 来 す る と し て の 身 体 に な る




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アフォーダンス関連オートポイエーシス内部観測論関連武道関連野口整体・野口体操脳科学関連荒川修作+マドリン・ギンズデザイン・アート関連雑誌じんぶんや バックナンバー


身 体 論 っ て 何 だ ろ う ?

身体や肉体を持つのは人間だけじゃない。
昆虫も鳥も魚もみみずも、
独自の形をした身体を持っている。
身体の不思議はいろいろある。

例えば昆虫の擬態。
彼や彼女は、一度だって
鏡を見たことなんかないはずなのに、
しっかり周りの環境に適応した色や形になる。
あるいはオリンピックでも活躍した短距離走の末継選手。
彼は四足獣と同じように、
胴体が地面と並行に飛ぶような走りを夢見て、
あらゆる方法で腹筋を鍛え上げている。

身体論って何だろう?

多分ぼくらは、「身体は〜〜だ!」というような
性急な結論は出さない方がいい。
身体はいつでも思考の「陰」に隠れていて、
キメの荒い思考は一度も
身体の「絶対的な柔らかさ」に届いたことがないし、
いつでも取り逃してしまうに違いないから。

身体や肉体が自分自身を変形したり、鍛えたりしながら、
周囲の様々な環境に対応し、生き延び、
そして夢を鷲掴みにするために
日々、営々と活動を続けている、
その様子をつぶさに観察することから始めよう。

だから・・・
今回の身体論フェアーのテーマは、
「希望が到来する器としての身体になる」にしよう!


小島直人氏プロフィール

1966年大阪に生まれる。
思想・哲学の専門雑誌編集者を経て現在、春秋社編集部に勤務。
手がけた書籍に『レイアウトの法則』『奇想、宇宙をゆく』『建築する身体』など多数。ガッツ!のある企画実現に日々努力する潤んだ瞳のプロレス好き。
(担当営業マン談)



ア フ ォ ー ダ ン ス 関 連

book

『デザインの生態学』
後藤 武・佐々木正人・深沢直人 著/東京書籍

アフォーダンスの佐々木正人氏、プロダクトデザイナーの深澤直人氏、そして建築家の後藤武氏による討論と、各々による論考からなる一冊。佐々木氏の知覚論と深沢・後藤の二人の実践者が有機的に絡む本書は、他では見られないこの本だけのコラボレーションになっている。キーワード解説等々の付録も充実した実践的な「新しいデザインの教科書」。


book

『レイアウトの法則』
佐々木正人著/春秋社

レイアウトとは、「ものの輪郭」を無視しようという、生態心理学の一つの頑強な観点です。本書はこの主張のもと、絵画、写真、建築、組み版、そしてリハビリと、様々なフィールドにおける「知覚」と「身体運動」、そして「制作」の具体的な関わりを俎上にあげ、各ジャンルの第一線の方々と対話し、また論じています。アフォーダンス研究の最前線への、平易で魅力的な招待。


book

『「小さな家」の気づき』
塚本由晴 著/王国社

『レイアウトの法則』にも対談で登場している建築界の気鋭・塚本由晴氏の単著。塚本氏は建物を、それを取り巻く環境と一体のものとして設計します。氏の設計する「窓」は、植物が太陽に向かって伸びるように、建物のいたるところに開口されます。塚本氏はそんな窓を持った家を、光のアフォーダンスに寄り添った家と言います。光や風、あるいは好きな風景・・・。建物を取り巻く幾つもの環境の魅力に「気づいた家」をめぐる、全く新しいアフォーダンス的建築論。


『デクステリティ巧みさとその発達

ニコライ・A.ベルンシュタイン 著/金子書房

『アフォ−ダンスと行為

佐々木正人 著/金子書房


『暗黙知の解剖
−認知と社会のインタ−フェイス

福島真人 著/金子書房


『記憶の持続自己の持続

松島恵介 著/金子書房


『ヴィゴツキ−の方法
−崩れと振動の心理学』

高木光太郎 著/金子書房


『ジェスチャ−−考えるからだ 』

喜多壮太郎 著/金子書房


『脳と身体の動的デザイン−運動・知覚の非線形力学と発達 』多賀厳太郎 著/金子書房

『生態学的視覚論
−ヒトの知覚世界を探る』
 
ジェイムズ・ジェロ−ム・ギブソン 著/サイエンス社

『アフォ−ダンスの心理学
−生態心理学への道 』
 
エドワ−ド・S.リ−ド 著/新曜社

『アフォ−ダンスの構想−知覚研究の生態心理学的デザイン 』 佐々木正人 著/東京大学出版会

『ギブソンの生態学的心理学−その哲学的・科学史的背景 』 トマス・ジョ−ゼフ・ロンバ−ド 著 /勁草書房

『ペット・ア−キテクチャ−
・ガイドブック 』 
東京工業大学 著/ワ−ルドフォトプレス

『メイド・イン・ト−キョ− 』 貝島桃代 著/ 鹿島出版会


オ ー ト ポ イ エ ー シ ス 関 連

book

『オ−トポイエ−シス−第三世代システム 』
河本英夫 著/青土社

哲学・思想史、科学史を通じて数多く構想された有機体論、生命論、生の哲学、システム論の一切を踏まえた上で、現代の生命論・身体論の射程を大幅に更新し、深化させたのがヴァレラとマトゥラーナによって創始されたオートポイエーシス理論。本書は彼らの唱えたオートポイエーシスの理論的輪郭を初めて明確にし、その隠れた可能性をも探り当てることに成功した記念碑的著作。オートポイエーシス論の古典です。


book

『メタモルフォ−ゼ−オ−トポイエ−シスの核心』 
河本英夫 著/青土社

『オートポイエーシス』の待望の姉妹編。オートポイエーシスと呼ばれる経験の回路への複数の入り口を実践的に示すことで、身体経験と感覚のフィールドの圧倒的拡張を実行しています。進化し続けるオートポイエーシス構想の最前線の光景です。


『システムの思想

河本英夫 著/東京書籍


『オ−トポイエ−シス
−生命システムとはなにか』
 

ウンベルト・マトゥラ− 著/国文社


『制作行為と認識の限界
−行為としての自然科学 』
ペ−タ−・ヤニッヒ 著/国文社

『媒体性の現象学』 新田義弘 著/青土社


内 部 観 測 論 関 連

book

『内部観測とは何か 』
松野孝一郎 著/青土社

オートポイエーシスの河本氏やアフォーダンスの佐々木氏の書籍にも対談などで幾たびか登場する、長岡技術科学大学・生物物理学の松野孝一郎教授による単著。物質が持つ「感受と選択の力」とは何か? 自らは動かない物質(静物)と自ら動く物質(動物)の間をつなぐものは何か? 生命と非生命を繋ぐ秘められた絆に肉迫する圧倒的構想力の結晶。


book

『原生計算と存在論的観測−生命と時間、そして原生』 
郡司幸夫 著/ 東京大学出版会

松野氏の独自の物質生命論である内部観測論の薫陶を受け、その構想の実にユニークな展開を図ったのが本書。「創発」という生命の生命らしい有りようを、我々はどんなふうに適切に語ることができるだろう? 「過度の認識論」と「過度の存在論」の間で見失われてきた生命の「柔らかさ」を、クリプキ、ウィトゲンシュタイン等々の哲学を装置として用いることで語ろうとする野心的著作。


book

『洞窟へ−心とイメ−ジのアルケオロジ−』
港千尋 著/せりか書房

著者の港千尋氏は写真家として、また科学論のジェネラリストとして活躍されている人です。松野孝一郎氏が唱える内部観測論にも造詣が深く、松野氏とロボットをめぐって対談するなど、実にユニークなライターです。本書のテーゼは、「先史時代の洞窟は人間の脳である」。認知考古学をもとに洞窟壁画の秘密に迫り、旧石器人の「心の進化」のプロセスの解明に挑んだ画期的な洞窟論。


『群衆論

港千尋 著/筑摩書房


『考える皮膚−触覚文化論』  

港千尋 著/青土社



武 道 関 連

book

『表の体育・裏の体育 』
甲野善紀 著/壮神社

著者の甲野氏は言わずと知れた有名な古武術家。氏が「裏の体育」と呼ぶのは近代化の陰で隠れてしまった、霊術をはじめとする民間鍛錬法や健康法のこと。一方、表の体育とは西洋の科学思想に基づいた現在の学校体育などを指し、甲野氏によれば古武術とは「表」と「裏」をつなぐものです。現在、呼吸法をはじめとする多くの書籍が書店を賑わせていますが、その先駆け的な本です。


『私の身体(からだ)は頭がいい
−非中枢的身体論 』
 

 
内田樹 著/新曜社


『剣の精神誌
−無住心剣術の系譜と思想

甲野善紀 著/新曜社


『スプリット
−存在をめぐるまなざし』
 

カルメン・マキ 著/新曜社



野 口 整 体 ・ 野 口 体 操

book

『整体入門 』
野口晴哉 著/筑摩書房

今、読書界で話題の「野口」と言えば、二人います。野口晴哉と野口三千三です。1911年生まれの野口晴哉は幼い頃に患ったジフテリアの後遺症で言葉を喋ることができませんでしたが、祖父に連れられていった寺で説法を聞きに集まった人々に手から気のエネルギーを送ってゆらゆらと踊り出させるなど、無数の逸話を持つ人です。本書には「愉気」と呼ばれる独特の「手あて」を軸にした氏の実践的身体技法とその哲学が述べられています。


book

『ア−カイブス野口体操−野口三千三+養老孟司』 
野口三千三 著/春秋社


野口整体の野口晴哉とほぼ同じ頃に生まれ、やはり優れた身体論の探求者だったのが野口三千三です。大地と自分が地球生命体であるという直観を得て、体の力を抜き、重さに任せることによって起きる動きを基本とするのが「野口体操」です。本書は、野口体操の原点について平明に解説したテキストと、野口氏が若き養老孟司氏と語り合った貴重な記録のDVDとからなる、実践的野口体操入門です。


『原初生命体としての人間
−野口体操の理論

野口三千三 著/岩波書店



脳 科 学 関 連

book

『脳のなかの幽霊 』
V.S.ラマチャンドラン 著/角川書店

切断された手足がまだあるように感じる・・・だけじゃなく、時には痛くて我慢ができないと訴えるスポーツ選手。自分の両親をそうと認めず、偽者だと主張する青年。自分の体の一部が人のものだと言う患者・・・。いわゆる幻視現象をはじめ、著者ラマチャンドランが出会った患者たちの驚くべき症状を紹介しつつ、脳の仕組みやその不思議な働きに正確にフォーカスした本。「わたし」と「意識」をめぐる現代科学の最先端。


『記憶−「創造」と「想起」の力 』 

 
港千尋 著/講談社


『脳の中の小さな神々

茂木健一郎 著/柏書房


『意味のメカニズム』  

荒川修作 著/ リブロポ−ト



荒 川 修 作 + マ ド リ ン ・ ギ ン ズ

book

『養老天命反転地
−荒川修作+マドリン・ギンズ:建築的実験 』

毎日新聞社 著/毎日新聞社

荒川氏が岐阜県養老町に建設した、18100平方メートルの広大な「屋外美術館」。開設以来、記録的な数の人がこのテーマパークを訪れています。本書は図版満載の、ユニークなガイドブック。アフォーダンスの佐々木正人氏、詩人の野村喜和夫氏、谷川俊太郎氏などが文章を寄せています。


book

『建築する身体 』
荒川修作 著/春秋社

荒川修作氏は1936年名古屋市生まれ。1961年に渡米し、以後NYを拠点に活動を続けている、日本が世界に誇る芸術家です。本書は、荒川氏が長年の研鑽を経て鍛え上げた前人未踏の衝撃的身体論の全貌です。人間たちの真の希望は我々のこの身体にこそあると、荒川氏は力強く語りきっています。訳者はオートポイエーシスの河本英夫氏。氏の明快な翻訳と優れた解題によって、難解な荒川思想は本書で初めて解明の途につくことになります。


デ ザ イ ン ・ ア ー ト 関 連

book

『画面の誕生 』
鈴木一誌 著/みすず書房

鈴木一誌氏は本文を含めた書物全体のデザインを仕事の中心とするデザイナーとして著名ですが、同時に、81年に第1回ダゲレオ出版評論賞を受賞するなど、映画批評でも活躍されている方です。北野武、レヴィ=ストロース、侯孝賢、神代辰巳、ワイズマン、ゴダール等々の画面に浸透する、映像批評界「最大最強」の新人と言われる鈴木氏の透徹した「眼の世界」の誕生。


book

『Underground』 
畠山直哉 著/メディアファクトリ−

東京・渋谷。地底5メートルにひそかに流れる闇の川がある――。国内外で展覧会を多数開催するとともに、木村伊兵衛賞をはじめ、数多くの賞を受賞している気鋭の写真家、畠山直哉氏の第2写真集です。光、そしてレンズとともにある認識とは何かを一貫してテーマとする畠山氏の眼とレンズが捉えた、光のない東京の地下水路の光景が、驚異的な細部とともに定着された写真集です。写真集『ライム・ワークス』もおすすめ。


『誰のためのデザイン?
−認知科学者のデザイン原論 』

ドナルド・A.ノ−マン 著/新曜社


『ペ−ジと力−手わざ、そしてデジタル・デザイン 』 

鈴木一誌 著/青土社


『Limeworks 』畠山直哉 著/アムズ・ア−ツ・プレス


雑 誌

『現代思想 第27巻第4号 』 

 
青土社


『数学の思考 10月臨時増刊

青土社


『現象学知と生命』  

青土社


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