商品詳細2000年読み継がれる、哲人ローマ皇帝「内省」の記録。
5万部突破のベストセラー『超訳 自省録 エッセンシャル版』が美しいプレミアムカバーで登場!
1ページ1項目で、いちばん読みやすい『自省録』
『自省録』は、哲学者でもあるローマ皇帝マルクス・アウレリウスによる人生訓。シリコンバレーの起業家たちが注目し、マンデラ元南アフリカ大統領、ビル・クリントン元アメリカ大統領など、各国のリーダーたちに2000年もの間愛読されてきた名著です。
本書は手に取りやすい文庫版で、1ページに1項目ずつ解説する「超訳」なので、とても読みやすいのが特徴です。
書籍購入者限定特典つき!
本書購入者だけの特典「よきリーダーになるために知っておきたいマルクス・アウレリウスの名言」が、書籍内のQRコードからダウンロードできます。
■「はじめに」より
マルクス・アウレリウスは、紀元2世紀に生きた実在のローマ皇帝だ。そして『自省録』は、彼が激務のかたわら就寝前につけていた「瞑想記録ノート」である。彼はまた、古代ギリシアにはじまるストア派最後の哲学者とされている。
~~中略~~
就寝前の瞑想で一日の振り返りを行い、胸中の思いに対して自問自答し、最後に結論として自分を戒め、自分を叱咤激励することばを書く。このプロセスがセルフセラピー(=自己治癒)にもなっていることが、本文を熟読していると理解されることだろう。
おしゃべりであれ、日記に書くのであれ、なんらかの形で内面の思いを吐き出すことはデトックスであり、精神衛生上よいことは言うまでもない。そして自問自答と決意表明の内容を書き終えたあとは安心して就寝し、翌朝に目が覚めたら再び活力に満ちた状態で仕事に専念する。マルクス・アウレリウスもまた、そんな日々を繰り返し送っていた生身の人間であった。
この本は聖人の教えとして読むべきではない。生身の人間であったマルクス・アウレリウスの肉声を聞き取ってほしいと思う。約2000年の時空間を超えて、現代に生きる人間にも響くものがあるはずだ。
※本書は2021年11月に小社より出版された「超訳 自省録 エッセンシャル版」のプレミアムカバー版です。カバー以外のコンテンツは同じですので、あらかじめご了承ください。
■目次
はじめに
ローマ皇帝マルクス・アウレリウスと『自省録』について
I 「いま」を生きよ
001 時は過ぎ去り二度と戻ってこない
002 人生最後の仕事であるかのように取り組め
003 失われるのは現在のこの一瞬だけだ…他
Ⅱ 運命を愛せ
019 運命がもたらすものを歓迎せよ
020 すべては織り込みずみだ
021 運命は処方されている…他
Ⅲ 精神を強く保て
036 魂が自らをおとしめるとき
037 「内なる精神」より重要なものはない
038 知的能力が衰える前によく考えよ…他
Ⅳ 思い込みを捨てよ
051 欠点がある人も自分の同族なのだ
052 限度を超えてまで休息する必要はない
053 死と生は善でも悪でもない…他
Ⅴ 人の助けを求めよ
073 親切の見返りは期待しない
074 失敗したら戻ってくればいい
075 無知とうぬぼれは強い…他
Ⅵ 他人に振り回されるな
094 他人に振り回されるな
095 自分で考えよ
096 他人のことで思いわずらうな…他
Ⅶ 毎日を人生最後の日として過ごせ
117 毅然として立ち続けよ
118 不運を気高く耐え抜くことは幸運だ
119 最短コースを走れ…他
Ⅷ 自分の道をまっすぐに進め
136 自分の人生を築くのに邪魔者はいない
137 執着せず思い切りよく手放す
138 人がいやがることは自分にもするな…他
Ⅸ 死を想え
161 名声はむなしい
162 死後の名声など無意味だ
163 死んだら名前ですらなくなる…他
著者情報アウレリウス,マルクス[アウレリウス,マルクス] [Aurelius Antoninus,Marcus]
紀元121~180年。第16代のローマ皇帝。「五賢帝」の最後に位置づけられている。五賢帝はいずれも内政においては善政をほどこし、外政においても地中海帝国としてのローマ帝国の最盛期を実現した。しかしマルクス・アウレリウスが39歳で即位したとき、すでにローマ帝国は全盛期を過ぎており、衰退の影が見え始めていた。洪水や大地震などあいつぐ天災、東方ではパルティア王国との戦争、北方からのゲルマン人の侵攻などさまざまな問題が押し寄せる。彼は朝から晩まで激務に追われ、しかもゲルマン人との戦闘に関しては晩年の10年間の大半を戦地で過ごしつつ『自省録』を書き続けた。59歳でドナウ河畔の前線の陣中で病没
佐藤けんいち[サトウケンイチ]
ケン・マネジメント代表。1962年京都府生まれ。一橋大学社会学部で歴史学を専攻、米国レンセラー工科大学(RPI)でMBAを取得(専攻は技術経営)。銀行系と広告代理店系のコンサル会社勤務を経て、中小機械メーカーで取締役経営企画室長、タイ王国では現地法人を立ち上げて代表をつとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)