商品詳細「もうだめかもしれない」そう思った時に湧いてくる強さがある――
若者たちは自分の余命とどう向き合い、立ち上がっていったのか。精神科医と見つめる、人間のレジリエンス(復元力)とは。
20年以上、がん医療の現場で患者さんの話を聞いていた精神科医が発見した、人に必ず備わる「レジリエンス(復元力)」とは――。
20代、30代のときに突然がん告知を受け、絶望と向き合いながら今も懸命に生きる6名の若者の物語。決して平たんではない彼らの道のりと、そこに寄り添い話を聞き続けた著者による力強いメッセージから、今日一日を過ごせることへの感謝と、生きるための勇気が心の底から湧いてくるのを感じる一冊。
◆死を意識することの効能
◆自分は自分でいいんだと思えること
◆人は死とどう向き合うのか
◆怒りや悲しみなどの負の感情に蓋をしない
◆苦しんでいる人に寄り添うということ
◆不安との向き合い方
著者情報清水研[シミズケン]
公益財団法人がん研究会有明病院腫瘍精神科部長。1971年生まれ。精神科医・医学博士。1998年、金沢大学医学部卒業。一般内科研修、精神科研修を経て、2003年、国立がんセンター東病院精神腫瘍科レジデントに。以降、一貫してがん患者およびその家族の診療を担当し、対話したがん患者・家族は4000人を超える。2020年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)