商品詳細北極と日本を行ったり来たりする探検家のもとに誕生した、客観的に見て圧倒的にかわいい娘・ペネロペ。その存在によって探検家の世界は崩壊し、新たな世界が立ち上がった。なぜ、娘にかわいくなってもらいたいのか。なぜ、娘が生まれて以前より死ぬのが怖くなったのか。......娘を観察し、どこまでも深く考察していった、滑稽で純真で感動的な記録。
著者情報角幡唯介[カクハタユウスケ]
1976年北海道生まれ。ノンフィクション作家、探検家。早稲田大学探検部OB。2010年『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で第八回開高健ノンフィクション賞などを受賞。他に、『雪男は向こうからやって来た』で第三一回新田次郎文学賞、『探検家の日々本本』で第六九回毎日出版文化賞書評賞、『極夜行』で第四五回大佛次郎賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)