商品詳細多くの人が実感できないまま好景気は続くが、それも東京五輪までだ。五輪特有の盛り上がりが終われば経済が厳しい局面に入るのは過去の各国の例でも明らか。五輪終了までに企業の生産性向上や膨張する年金・医療の社会保障費見直しに向け、政治家、官僚らは改革を断行する必要がある。個々人は来る危機に備え「稼ぐ力」を今こそ身につけたい。年金に頼らず75歳まで働くことも想定すべきだ――。経済政策に長く携わってきた著者が五輪特需や直近の株価ばかりに目が向く風潮に危機感を募らせて書き下ろす、現代を生き抜くための指南書。
著者情報岸博幸[キシヒロユキ]
1962年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒。86年、通商産業省(現・経済産業省)入省後、コロンビア大学経営大学院にてMBAを取得。2001年、竹中平蔵大臣(当時)補佐官、04年以降は政務秘書官に就任。同大臣の側近として、構造改革の立案・実行に携わる。98~00年に坂本龍一氏らとともに設立したメディア・アーティスト協会(MAA)の事務局長を兼職。06年経産省を退官。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授、エイベックス・グループ・ホールディングス顧問などを兼任。永田町、霞が関、地方自治体での政策立案や総合格闘技団体RIZINの運営などにも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)