商品詳細グアテマラの古都・アンティグアに家と仕事と家族を見つけた年子の弟。ある夏、姉は十三年ぶりに弟一家を訪ねる旅に出た。まばゆい太陽とラテンの文化で、どんどん心身がほぐれていく。そして陽気に逞しく暮らす人たちと過ごすうち心に浮かんだのは、外国を知らずに逝った父、家事にあけくれ続ける母のことだった。旅と家族をめぐる名エッセイ。
歯ブラシとコンピューター
イランと竜巻
海草とチャッカマン
どろぼうと薬屋
メルカドと富士山
鮫とシエスタ
トイレとロダン
前世と宇宙戦争
夜遊びと呪文
落ちる男と転がる男
靴と愛人
松茸とワチピリン
ゼリーと辞書
物乞いとアミーゴ
たばこと神様
甘い水と苦い水
おやじと珈琲
著者情報片桐はいり[カタギリハイリ]
1963年東京都生まれ。成蹊大学卒業。俳優として、舞台、映画、テレビと幅広く活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)