【新宿南店】 2014年3月7日(金)19:00~『悪い子のすすめ』刊行記念 沼野充義さん×毛利公美さんトークイベント ――ナンセンス系児童文学のすすめ―― ※このイベントは終了しました
『悪い子のすすめ』刊行記念
沼野充義さん×毛利公美さんトークイベント
――ナンセンス系児童文学のすすめ――
沼野充義さん×毛利公美さんトークイベント
――ナンセンス系児童文学のすすめ――
ロシアの児童文学にはナンセンスなブラックユーモアたっぷりの作品が多くあります。ハルムスに代表されるオベリウの仲間たち、サプギールやオレグ・グリゴリエフなど現代の作家たち。『チェブラーシカ』の作者として知られるウスペンスキーも、決して愛らしく無邪気なだけの作品を書いているわけではありません。ロシアでもっとも読まれている児童文学作家グリゴリー・オステルの作品はその代表格。凝り固まった常識やステレオタイプをくつがえし、子供の頃の自由な発想を取り戻させてくれる「ナンセンス系児童文学」は大人にこそ必要と言えるかもしれません。
ロシア東欧文学研究・翻訳家で文芸評論も手広く手がけている沼野充義さんと、グリゴリー・オステルの翻訳者である毛利公美さんが、オステル作品を中心に、大人のためのナンセンス系児童文学の魅力と読み方について語ります。
日 時|2014年3月7日(金)19:00~20:00(開場18:30)
会 場|紀伊國屋書店新宿南店6階イベントスペース〈コミュニティガーデン〉
参 加 方 法|入場無料、事前予約不要です。開場時間より自由にご入場いただけます。
※座席数に限りがございますので、立ち見となる場合もございます。あらかじめご了承ください。
72の詩のなかに皮肉たっぷり!イケてる子どもたちがいっぱい!子どもごころがよみがえる、大人がハマるナンセンスな世界。
出演者プロフィール
沼野 充義(ぬまの・みつよし)
ロシア東欧文学研究・翻訳家、東京大学大学院人文社会系研究科教授。文芸評論も手広く手がけている。2002年『徹夜の塊 亡命文学論』(作品社)サントリー学芸賞受賞、2003年『ユートピア文学論 徹夜の塊』(作品社)読売文学賞受賞。
毛利 公美(もうり・くみ)
ロシア文学研究・翻訳家、一橋大学ほか非常勤講師。ナボコフ論で博士号取得。主な共訳書にナボコフ『ナボコフ全短編』(作品社)、アクーニン『アキレス将軍暗殺事件』(岩波書店)、訳書にオステル『細菌ペーチカ』『いろいろのはなし』(東宣出版)など。
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東京国際文芸フェスティバルとは..
日本財団の主催による日本初の本格的な国際文芸祭です。
海外の作家や作品を日本に紹介するとともに、日本の文学・文化を世界にアピールすべく、フェスティバル期間中に、海外・国内の作家など数多くのゲストを迎えて、東京各所でトークショーやワークショップなどのイベントが開催されます。
>東京国際文芸フェスティバル 公式サイト
紀伊國屋書店としては今年初めて東京国際文芸フェスティバルのオリジナル企画に参加。「世界に届けたい日本文学 日本に届けたい世界文学」と銘打って、新宿本店・新宿南店を中心にブックフェアやトークイベントなどを開催いたします。
>紀伊國屋書店〈東京国際文芸フェスティバル2014〉特設サイト