哲学がわかる 形而上学

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哲学がわかる 形而上学

  • ISBN:9784000612401

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内容説明

「形而上学」とは哲学の核だ.一方,問いそのものが大きすぎて,取りつきにくいのも事実.本書は,「時間とは何か」「性質とは何か」といった形而上学の抽象的な問いについて,それらの問いの意味を平易に解きほぐし,哲学としてこれらを考察する際にどんなことが問題になるのかを明快に示す入門書.

目次

はじめに 入門書とはなにか
第1章 机とはなにか
第2章 円とはなにか
第3章 全体は部分の総和にすぎないのか
第4章 変化とはなにか
第5章 原因とはなにか
第6章 時間はどのように過ぎ去るのか
第7章 人とはなにか
第8章 可能性とはなにか
第9章 無は存在するのか
第10章 形而上学とはなにか
解説(秋葉剛史)
日本の読者のための読書案内(北村直彰)
読書案内
キーワード

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

くれは

5
この本で形而上学的議論の結論の定まらなさを目の当たりにして、カントの疑念というか、悟性論で言いたかったことが以前より腹に落ちたような気がする。つまり、形而上学的な概念というのは、「人間が世界を理解しやすいやりかた」(心理学でいうヒューリスティックなモノの考え方)に過ぎないんじゃないだろうか。それは世界の背後に隠された真理とか普遍とか本質とかではなくて、単に人間が共通して「感じられる(直観できる)やりかた」なんじゃないだろうか。 2021/04/17

えむ

5
現代英米の形而上学に関する、簡潔で平易でありながら多くのトピックを論じる、ある意味欲張りな1冊。本書だけで形而上学の全体像を理解することは難しいかもしれないが、その輪郭は掴めるのではないかと思う。この領域には苦手意識を持っているが、苦痛を感じることなく読み通すことができた。2018/12/19

takoroy

5
現代形而上学の入文書。本文は極めて平易な文章になっており、躓くということは無いだろう。また、巻末の解説と読書案内は一読したあとの振り返りに役立つだろう。個人的に興味の沸いたが本文では触れられる程度だった、生物学の哲学などについても、読書案内にバッチリ記載されている。 この本を入り口として、積読が増えそうな予感がしている。2018/01/26

孔雀の本棚

4
Encounter Scopes Unclear Next Comments もし本著で述べられていたことが、本当に現代の形而上学のアカデミズムなのだとしたら、由々しき事態である。200年前にカントが警告したことが全くと言っていいほど踏まえられていないからである。自己批判を通り抜けずに、科学に擦り寄る言説ばかり持とうとする、こうした左派的態度に終止することで、哲学或いは形而上学が多くの物理学者(例えばファインマン)に卑下されてきたような事実を真剣に受け止めるつもりはないのだろうか。 2022/01/22

愛楊

2
VSI の邦訳。2017年。原著2012年。無の存在論と形而上学の価値について触れられた最後の二章が本書の特徴かな。個物の束説やトロープ説、三次元主義/四次元主義など基礎的な現代形而上学の概念を押さえている。ただ、著者が言うように形而上学に内在的価値があるとは私は思わない。むしろ道具的価値という意味では害悪ですらある。内在的価値しかないのだとすれば、それは形而上学者の自己満足でしかないのであり、また怠慢でもある。たとえば、世界側に性質と個物という分割があることを認知心理学無しで述べる事ができるのだろうか?2024/11/19

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