岩波ジュニア新書<br> 父と娘の 法入門

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岩波ジュニア新書
父と娘の 法入門

  • 著者名:大村敦志
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 岩波書店(2022/10発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784005005192

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内容説明

わたしたちの社会生活はたくさんの法律によって支えられています.その「法」の仕組みはどうなっているか,法律学者のお父さんが高校生の娘と対話をしながら探っていきます.身近な動物の話題をきっかけに,名前があるのはなぜ? 親子関係,契約とは何だろう? など楽しみながら法の考え方を学び,理解を深められる入門書.

目次

読者のみなさんに……
前夜 中高生のための法教育 犬も歩けば法にあたる
第1夜 名前があるのは何のため? 吾輩は猫である
第2夜 落し物か捨て子か まいごのこねこちゃん
第3夜 親子であるには?親子であれば? ぞうさん
第4夜 飼い主の死後の動物 忠犬ハチ公
第5夜 動物を殺してはいけない? ねこふんじゃった
第6夜 動物の取引 ある晴れた昼下がり
第7夜 迷惑を防ぐ飼い主の責任 101匹わんちゃん
第8夜 野生動物を捕獲する 森のくまさん
第9夜 児童の虐待・動物の愛護 猫を紙袋におしこんで
第10夜 飼い主の移動の自由 盲導犬クイール
第11夜 コンパニオン・アニマルって何? とっとこハム太郎
第12夜 動物と共存する アマミノクロウサギ
あとがき
読書案内
引用条文
イラスト=サトウナオミ
写真提供・図版出典=法務省,外務省,厚生労働省,朝日新聞社,日本経済新聞社,大村敦志『家族法〔第2版補訂版〕』有斐閣
協力=大村紗良

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiro

21
これから生きていく上で必要になってくる法について、すごく表面的だけれども、今の段階で触れられたことはとても意味のある事だったと思いました。この本の大きなテーマとなっていた「ヒト×動物」というテーマで、人間が、人間中心主義になっているということに共感しました。この地球という惑星は、人間だけではなく、他の生物や環境の中で成り立っています。なので、全てと共存していかなければいけないと感じました。いろいろな境遇の中で作り出された法が、それぞれの地域でどのように違っているのかを、今後調べてみても面白いと思いました。2019/02/03

白義

12
親子関係や、ペットを飼うといった日常的なことにも、深く法律は絡んできて日々の暮らしを規定している。動物を話の中心にしながらそうした「法的な考え方」を無理なく教えてくれる、類書にない独特の法入門だ。特に、民法は日常的な「常識」と抽象的な「条文」を解釈で繋げ、実践していく分野であり、本書のように、生活の事例から、親子関係や戸籍の本質、動物と人の違いを考えていく試みそのものが、優れた民法的実践そのものだと言える。軽めのようで、挙証責任や名付けの意味となったやや高度なところまで考えさせる良書2014/05/17

大先生

10
んー、ちょっと分かりにくい。対話形式で初学者にも分かりやすいように工夫されているのだと思いますが、逆に回りくどくなってしまっている印象。動物に関する記述がかなり多めなので、動物好きな人にはオススメかもしれません。ただ、15年以上前の本なので法改正に対応していない部分があります。(例、民法240条の遺失物の話。今は3箇月です)ところで「雉撃ち(きじうち)」って何のことだか分かります?山登り用語で「山で用を足すこと」だそうです。因みに女性は「お花摘み」。キジって国鳥なのに「狩猟鳥獣」なんですね…知らなかった2022/06/14

酒井 敦

1
専門家には、ロースクール。国民が法を理解するには法教育という観点で、法教育の部分をカバーする試み。このため、同氏の娘が聞き役で登場して、法の考え方を対話していく。 最近は、自分の子供に向けて専門分野を話す試みは多いので、その一環だと思うけど、前提知識をあまり要求していないので、素人にはちょうどよいと思う。2020/09/15

甘鯛

1
スラスラ読めたけどすごい面白いというほどではなかった。2020/06/05

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