岩波少年文庫<br> ホビットの冒険 (全1冊)

個数:1
紙書籍版価格
¥968
  • 電子書籍
  • ポイントキャンペーン

岩波少年文庫
ホビットの冒険 (全1冊)

  • 著者名:J.R.R.トールキン/瀬田貞二/寺島竜一
  • 価格 ¥1,716(本体¥1,560)
  • 岩波書店(2021/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784001140583

ファイル: /

内容説明

ひっこみ思案で気のいいホビット小人が,思いがけない旅に出る雄大な冒険物語.魔法使いガンダルフのたくみな誘いにのせられ,13人のドワーフとともに旅立ったビルボは,けわしい山々や闇の森を越え,竜に奪われた宝を取り返しにゆく.古代北欧の伝承の影響を色濃く残すファンタジー.世界25カ国語に翻訳されている.*本書は、2014年に刊行された電子書籍版『ホビットの冒険 上』『ホビットの冒険 下』(全2冊)を1冊の電子書籍にまとめたものです。

目次

1 思いがけないお客たち┴2 ヒツジのあぶり肉┴3 ちょっとひと息┴4 山の上と山の底┴5 くらやみでなぞなぞ問答┴6 一難去ってまた一難┴7 ふしぎな宿り┴8 ハエとクモ┴9 牢から逃げだすたるのむれ┴10 心からの大かんげい┴11 入口の階段に腰かけて┴12 中にはいってたしかめる┴13 竜のいぬまに┴14 火と水┴15 雲がよりつどう時┴16 真夜中のとりひき┴17 雲がふきちる時┴18 帰りの旅┴19 もとの古巣┴訳者のことば┴「途中でやめることのできない」冒険(斎藤惇夫)┴さし絵:寺島竜一

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

387
本書の元になっているのが、ゲルマン神話の『ニーベルンゲンの指輪』であることは論を待たない。そして同時に、この17年後に書かれた『指輪物語』の原型となっていることも。後年の『指輪物語』は、本書の続編としての位置づけが与えられているが。これはフロドの叔父、ビルボ・バギンズ(後にフロドは養子となるが)の冒険物語である。まだ、重要度は低い(「ジークフリート」の隠れ兜の程度)が指輪も、そしてスマウグも既にここの登場する。ただ、『指輪物語』に比べると完成度は低い。ガンダルフも崇高性を欠くし、エルフもそうだ。2018/09/15

ケイ

129
どちらかというと平凡で平和主義の一人暮らしのホビット、ビルボのところに、魔法使いのガンダルフと13人のドワーフたちがやってくる。彼らはともに冒険に出た。目指すは、竜に奪われた宝ものだ。そこで会う、エルフやトロールたち。イギリスの童話の世界の者たちが大集合。感想は下巻に。2017/06/29

ひろき@巨人の肩

107
ファンタジー小説の祖、J.R.R.トールキンの初期作品。指輪物語の前日譚。ホビット族名家のビルボ・バギンズが13人のドワーフ、魔法使いガンダルフと共に、広大な中つ国を冒険する。人間、エルフ、ゴブリン、鷲、狼が共存する世界観は、現在のRPGと比較しても遜色なく壮大で、映画化まで時を要したのは納得。感想は後半で。2019/12/07

藤月はな(灯れ松明の火)

88
猪熊葉子さんの『大人に贈る子ども文学』での紹介でやっと、指輪物語シリーズの読む順番が分かり、フロドの叔父、ビルボの冒険編から着手することに決めました。読んでみたらひらがな多めで一瞬、戸惑ったけど、中身は凄く、面白い!「きんちょう」で最初、「謹聴」ではなく、「緊張」と脳内変換されたので戸惑いましたがwそしてマーティン・フリーマン主演の映画はかなり、要素が盛り込んだ作品だったことも発見できました。しかし、この作品でトロルは酷い言葉使いと評されているけど、現在のネットや日常会話の言葉に比べるとまだ、上品だと思う2016/12/09

アナーキー靴下

79
映画「ロード・オブ・ザ・リング」は観たが、その前日譚たる「ホビット」は観ていない。主要キャラがガンダルフとホビット、ドワーフ…イケメン不足では、なんて思って(実際はイケメン揃いらしい?)。「指輪物語」…お気に入りの方のレビューにて「ゲルマン神話のニーベルンゲンの指輪」が元だと知り、読みたい、そしてまずは本書から、と。「荒地のくに」の手書き地図、子供の頃はこういうのワクワクしたよな、と、この本を読むべき時期を失したのではと不安が募る。序盤はなかなか楽しめない。しかし指輪が出てきたあたりから面白くなってきた!2021/05/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/482748
  • ご注意事項