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内容説明
森林破壊,温暖化,野生動物食,ペット取引,食糧開発….人間が引き起こしてきたさまざまな環境問題が,新型コロナをはじめ,近年加速している動物由来感染症のパンデミックの背景にある.その関連性を,著者自身のルポや最新の研究報告,識者の発言を交えて解き明かし,過去の教訓を踏まえて正しい未来を作り直す術を提言する.
目次
はじめに┴序章 動物由来感染症の時代┴パンドラの箱/動物から人間へ/エボラの出現/再興感染症/グローバル化/根本原因はどこに?/七つの要因┴第1章 進む森林破壊┴アブラヤシの海/起源は森に/減り続ける熱帯林/増えたネズミ/マラリア増加の背景/土地の改変┴◆コラム できるか持続可能なパームオイル┴第2章 地球温暖化がもたらす感染症┴水たまりの出現/暑くなる地球/最も危険な動物/三〇年前の警告/エルニーニョがモデル/変わる動物の分布/一〇億人にリスク/細菌や寄生虫も/日本にも忍び寄る蚊の恐怖/日本脳炎/復興投資┴◆コラム マラリア再興の懸念┴第3章 広がる野生動物食┴「森の肉」が急増/森林破壊とともに/ブッシュミートクライシス/チンパンジーの肉/長い連鎖/低い意識/困難な対策┴◆コラム 日本にもリスクはある┴第4章 ペット取引のリスク┴押収オウムの群れ/エキゾティックペット/ペットが広める感染症/日本ではオウム病/爬虫類も原因に/消費大国日本/違法取引の巧妙な手口/ラスカルブームの果てに/コロナと野生動物取引┴◆コラム 輸入できないはずなのに┴第5章 肉食とパンデミック┴大湿地に家畜の群れ/ニパウイルスの大流行/増える家畜/多い家畜のウイルス/人肉市場/既にあった警告/共通の環境,一つの健康┴◆コラム 人間も危険にさらす┴第6章 生物多様性の視点┴大絶滅の時代に/目標達成できず/生物多様性とウイルス/ウイルスの役割/目立つコロナの悪影響┴◆コラム 四種に一種が絶滅の危険に┴終 章 根本からの変革を┴主犯は人間/復興投資の利用/お金の流れを変える/野生生物とのソーシャルディスタンス/自然が助けてくれる┴あとがき
感想・レビュー
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retro
Go Extreme
林芳
takao