岩波ジュニア新書<br> SDGs時代の国際協力 - アジアで共に学校をつくる

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岩波ジュニア新書
SDGs時代の国際協力 - アジアで共に学校をつくる

  • 著者名:西村幹子/小野道子/井上儀子
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 岩波書店(2021/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784005009312

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内容説明

子どもたちの「学校に行きたい!」を支えて――バングラデシュで長く学校づくりに取り組んできたNGOの活動を,日本からの参加者・現地の生徒たちの生の声とともに紹介.支援する側・される側ではなく,たがいに当事者として「協働」するパートナーシップのあり方を考える.共に歩む未来をつくる,これからの国際協力とは?

目次

はじめに┴第一章 変化するバングラデシュと教育┴バングラデシュの成り立ちと国土,民族,宗教┴変化するバングラデシュ―経済発展の表と裏┴バングラデシュの教育制度┴就学率のめざましい向上の光と影┴MDGs優等生としてのバングラデシュ,SDGs達成に期待されること┴第二章 「学校に行きたい!」を支える┴寺子屋を贈る活動が始まった┴この呼びかけに応えて┴お母さんたちも学び始めた┴青空教室からレンガ校舎へ┴学校での学びが子どもたちを変えた,大人たちをも変えた┴なぜ学校に行けない子どもたちがいるの?┴職業訓練校も始まった┴スタディツアーで交流を深める┴ACEFに関わって┴第三章 国際協力が人を育てる┴BDPの卒業生たちはいま┴スタディツアーに参加した日本の若者たち┴スタディツアーから子ども支援の道へ (小野道子)┴スタディツアーから研究者に (西村幹子)┴第四章 SDGs時代に求められる国際協力とは┴垂直から水平へ┴ドナークライアントからクリティカルフレンドへ┴共通の価値を新たに作り出す┴今後の国際協力のあり方┴おわりに┴これからの国際協力を担う若い人たちへ (舩戸良隆)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Die-Go

37
学生時代に参加したことがある、ACEFのスタディツアー。それはその後の自分の生き方に大きな影響を与えた。バングラデシュは世界の中でも最貧国と言われる国ではあるが、そこに実際に行ったことにより、より身近な課題として、また逆に日本の抱える問題を知らないこととしてはすまされないように見方を変えられた。★★★★☆2021/06/05

コニコ@共楽

20
バングラデシュを中心に、国際協力、協働を行なって来た3人が教育の必要性を訴えている本です。その必要性は、支援される側へのものはもちろん、支援を行う方にも大事なものと力説しています。現代の地球規模の問題も、いろいろな視点、視野に立つことの大切さを訴えているのが印象的です。「その問題がどのような意味で問題なのか、それはそもそも誰が問題と決めているのか、といった根本的な問いを挟まずに、解決策を求めることは必ずしも良策にはつながらない」という言葉にはっとさせられました。2021/03/29

Ayakankoku

10
バングラデシュで学校づくりに取り組んできたNGOの活動紹介及び、スタディーツアーに参加した方々の声も紹介されている。 一方的に援助するのではなく、現地の方々自身も共に参加することの重要性も説かれていた。 また自分自信の生き方にもつながる箇所も発見! 自分がワクワクすることをやってみる。知りたいと思ったら行動する。 世間体に左右されない生き方を模索する。 本に書いてあった言葉を目にしながら思わずうなづいてしまった。2021/05/31

Ernest

5
勝手に発展途上国を可哀想と思ってしまうところがあるけれど、見たこともないくせに判断を下すべきではないよな。対等な立場で、話し合う。好きなラジオ番組のホストが話し合うことが大切だっていつも言っているけれど、改めてそうだと思う。バングラデシュのために何かできることはと問うより、まず日本を良い国にしてください、という言葉。自分の国を幸せにできないで、他の国をできるわけがないね。自分の生きる意味が他人の中にあれば良いという漫画の中のセリフにもやっとしていたけれど、今スッと入ってきた気がした。2021/11/23

Tomozuki Kibe

5
本書はバングラディッシュでの初等教育拡充に活躍した三人の共著。彼女たちの所属団体とは違うが、同様のNGOに寄付させていただいている身として興味深い。現場を経験した人たちからの国際「協力」・「援助」ではない対等なパートナーシップの呼びかけ。実地経験に基づく報告と提案だが、近年大幅に変わるバングラディッシュ…でありながら、実地体験者の報告が20世紀のものに偏っているのはやや残念(著者たちの現場期間なのか?)バングラディッシュの現状もわかりやすい。(パキスタンとの関係とか)2021/03/23

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