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内容説明
『注文の多い料理店』『風の又三郎』につづく賢治の童話集．表題作のほか「やまなし」「貝の火」「なめとこ山のくま」「オッペルとぞう」「カイロ団長」「雁の童子」．思想性と幻想性の高い作品を収める．
目次
やまなし┴貝の火┴なめとこ山のくま┴オッペルとぞう┴カイロ団長┴雁の童子┴銀河鉄道の夜┴闇の深さ（秋山豊寛）┴カバー・中扉絵：ささめやゆき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たつや
60
「やまなし」「貝の火」「なめとこ山のくま」「オッペルとぞう」「カイロ団長」「雁の童子」「銀河鉄道の夜」以上７編の短編集。数日に分けて少しずつ読みましたが、ただただ、癒されます。ストーリーがどうのとかではなく、この世界観が現代に読むとギャップが大きいので、スイッチが入ると宮澤ワールドに漂う自分がいる。未読の宮澤作品もまた読みたい。2017/04/29
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です！！(≧▽≦)
29
「やまなし」は小学校の教科書に出た！読まされた。短編色々と「銀河鉄道の夜」。2018/01/19
おはなし会 芽ぶっく
15
教育出版国語 ５年生 【平成27年度教科書著者紹介本 令和２年度教科書著者紹介本】 ５年生ブックトーク授業 テーマ【国語科単元 雪わたりから、宮澤賢治作品の多読と図書すいせん会に向けて】選書に向けての読み比べ。『 やまなし / 貝の火 / なめとこ山のくま / オッペルとぞう / カイロ団長 / 雁の童子 / 銀河鉄道の夜 』2018/11/21
りんご
14
銀河鉄道の夜というタイトルですがこの中で私が好きで印象に残った話は貝の火とオツベルと象です 貝の火は鳥の子をせっかく助けて貝の火という宝物をもらったうさぎの子が高慢と欲のため貝の火を曇らせてしまい目が見えなくなってしまう オツベルと象は最初は仲良くやっていたが自分の利益の為に象を使い仲間の象に退治されてしまう 献身的な象の哀れさが残る おそらく自然が好きだった宮沢賢治の描く作品は愚かさと温かみのある作品が多く好きだ
midorino
9
小さい時、寝る前に母に読んでもらった『銀河鉄道の夜』。絵のない本を読んでもらうというのが、なんだか大人になったような気分だった。何日かに分けて読んでもらっていたけど、あれは最後まで読んだのだったろうか。自分で読むようになってから何度か読んだと思うけれど、また久しぶりに読みたくなって手にとった。今はもう亡くなってしまった母の記憶とあいまって、どの短編を読んでも「さみしいさみしい」「悲しい悲しい」と遠くの方から声が聞こえるようだった。2020/09/10
