岩波ジュニア新書<br> 男女平等はどこまで進んだか - 女性差別撤廃条約から考える

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岩波ジュニア新書
男女平等はどこまで進んだか - 女性差別撤廃条約から考える

  • 著者名:山下泰子/矢澤澄子/国際女性の地位協会
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 岩波書店(2021/01発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784005008742

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内容説明

日本が女性差別撤廃条約を批准して30年余.この間,批准した内容に沿って女性の地位や権利の向上は進んだでしょうか.そうとは言い難い現実をふまえ,条約の理念と条文の内容を身近なテーマやトピックスを入り口にやさしく解説し,家庭や職場,地域での課題を明らかにします.巻末には条約(対訳).選択議定書を収録.

目次

はじめに┴図解 女性差別撤廃条約に関する国連と日本の動き┴序章 わたしの権利って何?┴コラム1 二一世紀の人権 小さな場所の真実┴1章 ジェンダー平等を求めて 法律・制度を見直す┴コラム2 ジェンダーって何?┴コラム3 誰一人取り残さない 国連持続可能な開発目標(SDGs)┴2章 なぜ男女同数の国会なのですか?┴コラム4 女性議員を増やす具体策┴3章 進路選択に男女差があるって本当?┴コラム5 一人の子ども,一人の教師,一冊の本,一本のペン┴4章 企業における女性の働き方は?┴コラム6 アンペイドワークって何ですか?┴コラム7 貧困と差別┴5章 家族の内と外 女と男の力関係は?┴コラム8 家族のカタチはいろいろあっていい┴6章 デートDVってどんなこと?┴コラム9 「JKお散歩」は危険なアルバイト?!┴コラム10 紛争下における女性に対する性暴力┴7章 性について話してみよう!┴コラム11 やせると「キレイ」になれるの?┴8章 複合差別を知っていますか?┴コラム12 「私たち抜きに私たちのことを決めないで!」┴9章 女性差別撤廃条約を私たちのものにする 実質的な男女平等へ┴コラム13 リーガル・リテラシーを高め,グローバルに羽ばたこう!┴終章 男女平等の国際基準を活かして,エンパワーメントを!┴執筆者一覧┴映像資料┴インターネット検索の方法┴参考図書・資料┴Q&A 「女性差別撤廃条約選択議定書」とは?┴女性差別撤廃条約選択議定書┴解説 「女性差別撤廃条約」┴対訳 女性差別撤廃条約(英語正文と公定訳)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

香菜子(かなこ・Kanako)

34
男女平等はどこまで進んだか。山下泰子先生と矢澤澄子先生の著書。日本が女性差別撤廃条約を批准して30年以上が経っているのに、いまだに日本は女性差別社会、男女不平等社会のまま。世界では女性差別のない男女平等社会を実現している国が増える一方。女性差別の撤廃の努力が足りないと、日本はますます男女平等後進国になってしまいます。2018/11/04

テツ

27
基本的にこども向けに書かれているが大人も読むべき。僕自身全くフェミニスト的な思想もないしむしろ産んだ女がアレだったんで若干ミソジニーですらあるけれど、それでも日本での女性に対する謂れない差別と抑圧は嫌になる。女性には機会すら平等に与えられていないことは最近の医大入試に関するいざこざで更によく解ったけれど、社会からこうした呪いを解く方法はあるんだろうか。自分の創り上げた自分が社会から不適合だと判断されることは仕方ない。でも生まれ持っての本人の意思や努力と関係ない部分で判断することは絶対にいけない。2018/11/06

かんがく

10
流石にジュニア新書なので既知の事項が多いが、ジェンダーについての議論は一通り触れられていて入門書としては最適だった。2024/01/08

kenitirokikuti

9
岩波ジュニア新書には「女性差別」と題する女性差別撤廃条約に関する本があり、本書はその更新版(なお初版が1999年で、新版が05年、更新版2018年)。ぶっちゃけ知りたいことはヒラリー・クリントン敗北の影響なのだけど、それは当然本書のカバーする内容ではない▲委員であり委員長も務めた林陽子が年内で任期終了となる。6月の選挙で、秋月弘子が当選した。まぁ、重要なのはそういう人事の方か。2018/08/14

ココ

8
明日の後期試験のために何が読みたくて選んだ本。なかなか興味深かったというか、法律や条約ができても、人々の意識が変わらない限り女性差別は無くならないというのが刺さった。わたしは法律家(検察官)になりたいとずっと思っているけど、法律があるだけでは社会は変わらないことを改めて思い知らされた。男性、女性、双方から意識を変えていく努力をすることが必要だと思う。明日は、その法律家になるための一歩でもあるから、頑張ろう。2022/03/11

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