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内容説明
セッパラ家は,お父さんとお母さん,子ども10人の大家族.今年も待ちに待ったクリスマスの準備を始めようというとき,船乗りの長男マッティの船が港にもどってこないという知らせが…….きょだいの5番目のエルッキは,マッティのかわりに,家族へのプレゼントを手作りすることを思いつきます.さし絵はバーバラ・クーニー.
目次
1 クリスマスがやってくる!┴2 マッティはどこ?┴3 エルッキのおもいつき┴4 クリスマス・ツリーをさがしに森へ┴5 ドッグタウンの森で┴6 エルッキのねがい┴7 クリスマス・イヴ┴8 びっくりプレゼント┴9 とびきりすてきなクリスマス┴訳者あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
49
イヴの日に読めて幸せのお裾分けをいただきました。10人きょうだいの真ん中エルッキ10歳はクリスマスを楽しみにしていました。いつも長男が下の子たちにプレゼントを用意してくれるのですが、その長男の乗った船が行方不明に。楽しみだったクリスマスを前に心配はつきません。エルッキは兄の代わりに皆へのプレゼントを作り始めます。家族を思う心。クリスマスのプレゼントの意味を改めて教えてもらった気分です。クリスマス当日兄は無事に戻ることができました!2021/12/24
ユメ
35
セッパラ家は、両親と10人きょうだいの大家族。クリスマスを目前にして、長男のマッティが乗っている船が行方不明になり、一家は悲しみに包まれる。そこで立ち上がったのが10歳のエルッキだ。エルッキは、毎年マッティがみんなに贈っていたプレゼントを自分が代わりに用意しようと思い立つ。自分もプレゼントをもらえなくてつらいはずのエルッキが、家族でクリスマスを祝う時間のかけがえのなさをおぼろげに理解していて、それを精一杯守ろうとするのにじいんとした。家族で過ごす、昔ながらの素朴なクリスマスの暖かさを感じさせてくれる物語。2017/12/24
おはなし会 芽ぶっく
14
18日の5年生のブックトーク授業ように選本。『冬休みに読む長めの本』のリクエストがありました。今回は岩波少年文庫から多めに選本。時期的に良いかなと思いました。10人兄妹の真ん中エルッキは、すてきなクリスマスがくることを毎日願っていました。そこへ兄マッティの乗った船が行方不明という連絡がきて、クリスマスどころではなくなってしまいました。マッティが弟妹たちへのプレゼントを持ってくるはずでしたから、エルッキは代わりに手作りのプレゼントを考えます。もちろん両親にも…。2020/12/16
しまちゃん
14
クリスマスが待ち遠しくて仕方ない、ワクワクな可愛い気持ちに溢れた作品。家族をなんとか喜ばせようと子どもながらに必死に考え、手作りする主人公に胸を打たれます。子どもの頃のピュアな気持ちを思い出しました。今は猛暑の真夏ですが、クリスマスが楽しみになりました。2020/08/30
mj
13
エルッキのためにサンタさんに申し出たミッコの勇気ある深い愛情も、ものすごいクリスマスプレゼントだ!!2019/01/12