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内容説明
こいぬとこねこはふたりぐらし.人間のおとなの生活にあこがれて,床のそうじをしたり,手紙を書いたり,ケーキを焼いたりしますが…….しっかりもののこねこと,気のいいこいぬのおしゃべりが思わず笑いをさそう,10のゆかいなお話.チャペック自身によるさし絵もたっぷり.チェコ児童文学の古典を新訳で.
目次
こいぬとこねこが床(ゆか)をあらった話(はなし)┴こいぬのズボンがやぶけた話(はなし)┴こいぬとこねこが十月(じゅうがつ)二十八日(にじゅうはちにち)をおいわいした話(はなし)┴クリスマスにチャペックさんを助(たす)けた話(はなし)┴ニンブルクの女の子(おんなのこ)たちに手紙(てがみ)を書(か)いた話(はなし)┴ふたりのねまきちゃんの話(はなし)┴ドマジリッツェの男の子(おとこのこ)たちの話(はなし)┴こいぬとこねこがおいわいのケーキをやいた話(はなし)┴しくしく泣(な)いていた人形(にんぎょう)の話(はなし)┴こいぬとこねこがおしばいをした話(はなし)┴訳者(やくしゃ)あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
94
元気でのんびりやのこいぬと優しくておしゃれなこねこが繰り広げるお話です。 好奇心いっぱいで、チャレンジ精神旺盛な二人は、人間のきちんとした生活に憧れて、床掃除したり、ケーキを焼いたり、手紙を書いたりしますが、おっちょこちょいで見当違いの失敗ばかりですが、めげることなく、いつだって底抜けの明るさでいっぱいです。著者自身による挿絵も味がある可愛さです。2019/07/01
はる
53
森の近くの小さな家で暮らす、こいぬとこねこ。ふたりはいつも人間と同じようにやりたいと思っていますが、上手くいかない時も……。無邪気でゆるゆる、楽しい物語。性格が少し違うふたりのやりとりが面白いです。何故か作者のチャペック先生も登場しちゃう笑。2020/03/24
ぶんこ
44
森の近くの小さな一軒家に暮らすこいぬとこねこ。人間のように2人(2匹)だけで助け合って暮らしています。犬と猫の特性がよく出ていて面白い。我が家でも犬と猫が一緒に暮らしていたことがありますが、いつも犬が猫に従うというか、大きな心で受け入れているようでしたね。そんな昔のことを思い出してほのぼの。作者の最期が訳者あとがきに書かれていて・・・ショックでした。2020/05/28
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
37
チェコの古典文学。一緒に暮らしているこいぬとこねこの日常をユーモラスに書いている。それぞれの特性が分かるし、やり取りが面白い。ゆるゆるな絵も味わいがあります。2023/10/31
annzuhime
35
県外の図書館から取り寄せ。チェコの古典児童文学。人間の生活に憧れるこいねとこねこの日常。床を磨くとか手紙を書くとか。挿絵のゆるゆるなこいぬとこねこが印象的。チェコの家庭にはほぼあるらしい有名な児童文学。あとがきに書かれた著者のチャペック兄弟の人生。切ないね。CASA BRUTUSの大人も深読みしたいこどもの本100。2024/03/09