内容説明
子どもの「なぜ」を大切にする科学の本は,探究心を育み世界を広げる手伝いをします.小中高校の教室や図書館,地域の文庫や幼稚園・保育園で,子どもと一緒に科学の本に親しむ12人が,その楽しさや大切さを語り,実践例と経験談を披露します.朝読に,読み聞かせに,どんな本をどのように読んだらよいかに悩む人,必読.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
15
講座を受講するにあたり読んだ本。理科読を意識すると、かがくのともや、うまれたよ!シリーズなどは読んでいましたが、さほど意識しなくても自分たちのまわりは科学がたくさんある。かまえてとらえなくてもいいかな?中高生でも科学絵本は読みやすいし。本の実践はとても参考になりました。2022/06/08
pocco@灯れ松明の火
11
仕事用:科学を調べる本は多い。子ども自身の探究心が増し、自分で研究したくなるような本が欲しい。最近は、実験⇒面白さ⇒法則⇒納得で終わる子が多い。知識の詰め込みでなく、生の実験と未来の科学発展へ夢はせるようなと絵本のコラボができたらと思いつつ読んだ。手がかりは、あと一歩。2011/10/22
ありんこ
5
紹介された本を子供に読ませようと思ったけれど、ここの感想をみると、少し古いものが多いのかな?子供の科学という雑誌を読んだことがあるけれど、どのぐらいの読者がいるのかなぁ。下の子には自分で考える力をつけさせたいので、世の中のしくみを説明できるように親子で理科読をはじめたいです。2013/03/04
風見草
5
朝の読書を進める教師が理科の本を「読書」とは認めないケースがあったとか、司書や子供のための読書活動をする大人が理科の本に苦手意識を持つなど、「大人が理科離れ」の深刻さも伺える。「理科の読み物」は子供にも、理科系に苦手意識を持つ「大人」にも有効だと思う。2012/06/24
がばいおばちゃん
4
図書館員や書店員が苦手とする分野だが、子どもたちには是非読ませたい、と12人がさまざまな分野から提案している。科学読み物は直接現物を手にする機会が少ないので、この本は参考になる。ブックトークネタを探す人にもオススメできる。絵本は、読書メーターにも残していないので、最後の選書の評価シートはなかなか参考になる。つけておこうかなと思う。科学的な視点をもたないと、自分の頭で考えられなくなる。危険だ。これからの世の中、クリティカルな思考を大切にしなくてはいけない。2011/07/23