岩波科学ライブラリー<br> 日本の地下で何が起きているのか

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岩波科学ライブラリー
日本の地下で何が起きているのか

  • 著者名:鎌田浩毅
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 岩波書店(2019/05発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784000296663

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内容説明

東日本大震災が引き金となって,日本の地盤は千年ぶりの「大地変動の時代」に入ってしまった.内陸の直下型地震や火山噴火は数十年続き,2035年には「西日本大震災」が迫っている.富士山は噴火するのか.カルデラ噴火は起こるのか.市民の目線で本当に必要なことのすべてを,伝える技術を総動員して紹介.いま何を準備すべきなのか,命を守る行動を説く.

目次

目  次
   はじめに

 1 熊本地震と豊肥火山地域──いつ終息するのか

 2 必ず来る南海トラフ巨大地震

 3 活断層と首都直下地震

 4 活動期に入った日本列島の活火山

 5 富士山はいつまでも「美しい山」か

 6 カルデラ噴火は起きるか

 7 「想定外」に起きる災害への対処──「知識」から「行動」へ
   おわりに──「大地変動の時代」にこそ地球の知識

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロマンチッカーnao

22
2030年代には確実に南海トラフ巨大地震は来ます。これは確実みたいですね。来るか、来ないかではなくて、いつ来るのかって問題。ほぼ確実に2030年代だそうです。その規模は、南海トラフというと、わかりにくいけど、簡単に言うと、西日本大地震。6000万人が被害を受け、被害額は220兆円を超える。同じく、首都直下型地震も確実に来る。富士山も噴火する。コロナを軽く超える災害が確実に訪れる国、日本。コロナ対応を見たらわかる通り、今の政治体制では、国は滅びるだろうなって思いつつ読了。2021/02/27

はるわか

20
【必ず来る南海トラフ地震】3つの地震の巣、地震と津波が90〜150年おきに発生、そのうち3回に1回は超弩級の巨大地震(300〜500年間隔)、1707年宝永地震・1361年正平地震・887年仁和地震、2030〜2040年の間に南海トラフ巨大地震が発生と予測。【活断層と首都直下地震】震度7の世界、①東京湾北部②埋もれた活断層による直下型地震③相模トラフ④東海地震。【活動期に入った日本列島の活火山】地下のマグマ活動に関しても大地変動の時代の始まり。2017/12/21

yyrn

17
これまでたくさんの地震や火山、防災の本を読んできてその度に身を引き締めてきたが、ここまではっきりと専門家に「2040年前後に西日本大震災が起こり、東日本大震災の10倍の被害をもたらす」と断言されると、もう開き直るしかないか。首都直下地震や富士山大噴火の危険も迫っているというのだから、なおさらで、そのとき「助かる・助からない」はもう時の運だろう。たとえ助かったとしても、そんな大災害に遭えば日本経済は壊滅し、覇権国家だったスペインやポルトガルが凋落したように二流国になりさがるだろうが、それもまた良しではないか2018/11/08

DEE

11
大地震は必ず起こると言われているにも関わらず、自分は備えが全然できていない。言い訳じゃないけどそういう人は多いのではないか。 著者は伝えることと伝わることの違いを痛感し、どうすれば行動を起こせるかを考え続けている。 日本に地震が多い理由や噴火のメカニズムが分かりやすく解説されていて、もしそれらが起こったらどうなるのかといった具体的な予想も書かれている。 何年か前の御嶽山噴火。調理中の天ぷら油より熱い噴煙が人々を襲ったのだとか。恐ろしい。2019/12/13

タムタム

7
専門的ではあるがわかりやすい。確かに南海トラフより、西日本大震災の方が身近に感じられる。役20年後に、東日本大震災の10倍の災害規模。避けられない事なんだと改めて思い、何ができるかを考える。とりあえずその時に、自分で歩ける筋力をつけておくことから始めよう。2018/08/28

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