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内容説明
「国家意思」は,はたしてどのように実際の政策に形作られ,実現されていくのか.政府・日銀の歴史的な「共同声明」作成のプロセス,「2」並びの目標数値の出処など. 官邸,経産省,財務省,金融庁,日銀,財界,有識者……誰が,どう動いたのか.圧倒的な取材力を誇る著者が,政権交代以降,異例の政策の生成過程をつぶさに再現する.
目次
目 次
はじめに
本書に登場する主な政治家や官僚など
i 二〇一二年一一月~同年一二月
第1章 解 散
突然の宣言/目立つ経産省/再生本部と諮問会議/政策への近道/身軽でなかった財務省
第2章 政策ブレインの形成
インフレターゲット/老学者の高揚/かみ合った歯車/日銀の憂鬱
第3章 選挙公約はどのようにつくられたか
姿みせた二%/公約づくり/ 「とんがっていた」安倍/日銀法改正/安倍vs.日銀総裁/安倍vs.経団連会長/安倍を支える財界人たち/財務省、根回しに入る/選挙、大勝利
第4章 政権移行の実相
人狩り/幹部たちは一部屋に/国家意思の貫徹/財務省の登場/ 「アコード」の調整/諮問会議の復活/ 「もう少し待ってくれ」/日銀の上と下/矜持と落としどころ/ 「それを言っちゃあ、おしまいよ」
ii 二〇一二年一二月~一三年一月
第5章 スタートダッシュ
「三本の矢」登場/顔そろえた参与/去る人々/閣議で金融政策/つぶれた正月/諮問会議の人選
第6章 デフレ脱却は誰の責任か
奴隷契約/日銀の粘り/ 「主語をはっきり」/日銀は外国か?/米国の懸念/ちゃぶ台返し/g7dで電話会議
第7章 アベノミクスの誕生
一丁目一番地/財務省と内閣府/正副総裁同時辞任?/雪の氷川分館/金融有識者会議/ 「財務はだめ」/根回し開始/物価の安定/反対は二人/g7への書簡
iii 二〇一三年二月~同年七月
第8章 「米国は理解した」
バーナンキ訪問/米国は好意的/突然の辞意表明/g7声明/トリクルダウン/オバマの肩透かし/否決された提案
第9章 異次元へ
焦点はgpif改革/ 「ばくちに使うのか」/世界の常識/大筋決着/adb総裁をめぐる駆け引き/モデルを回す/サプライズ作戦成功
終章 「アベノミクス」とはなんだったのか
「繁栄のようなもの」/日銀の世代間断絶/ 「一強」状態の政権を誰が抑えるのか
あとがき
[巻末資料]
主な参考文献
感想・レビュー
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KAZOO
サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
honyomuhito
TATA
rico