内容説明
制裁女。それは美しくも恐ろしい六人の女たち。六本木のラウンジでママを務める悠華(ゆうか)を司令塔に、獣医の奈菜、地下アイドルのノノ、歌舞伎町のナンバー1キャバクラ嬢・灯(あかり)、堅物の高校教師・志麻、空手黒帯の名門女子大生・蕾(つぼみ)が女を食い物にする男たちを破滅へ追い込んでゆく。しかし、六人の最終標的は並外れて狡猾かつ凶暴だった。仲間に犠牲者を出したことで、悠華は決意を固める。怖いけど心地よさ抜群の復讐劇!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
55
読み友さんの「う~ん」と言う悩ましい声をきく前に購入願いを出した後悔&納得。やっぱりね民間人でしかも女性が「必殺仕事人」なんて無理。カッコイイ仕置きが待っていると思ったのに反撃がひどすぎる。地獄の3章はパラパラ読み。新堂さんの女性に対する視線と同性に対する目線、動物に対する想い・・流石作家さんだとは思いますが、後「アサシン」を読了したら、読み友さんに新堂さんの本をお勧めしてもらえるまでしばらくお別れしたいとおもいます。2019/02/16
タイ子
54
いやぁ、これはグロすぎですよ。この間「瞳の犬」を読んで感涙にむせんだと言うのに・・・。これが黒新堂なのか。悪いヤツらは成敗と6人の過去ある女性が悪に立ち向かうという話。その中で、仲間がリンチに遭ったりして女性としては目をそむけたくなるようなシーンも。こんな目に遭いながらも制裁に命を賭けるなんてやりすぎ感もあるような。ま、何だかだ言いながら最後まで読みましたけどね。やっぱ、私は白新堂が好きです。2019/01/29
GAKU
48
久しぶりの新堂冬樹作品でしたが、ちょっと期待外れ。やはり初期の「無間地獄」辺りの作品の方が良かったな。2019/02/11
ariel
9
もっと女性の無敵な正義の味方としてバッサリ悪人をメッタ斬り、だと思って読み始めたら…あまりにも痛手が大きすぎて引きました。計画甘すぎる。ここまでやられて心折れます。みんなの立ち直りに拍手です。2018/06/15
ふじこ
5
女性達による、女性が受けた被害に対する復讐を行う復讐代行業の話。別れさせ屋をしていた経験があるので被る部分があり楽しめた。個人的に最後の対象者の制裁女らに対する仕打ちがさすが新堂冬樹。大好きですこういうの。 ただ読み続けていくと。同性ですが、やはり女ってのは足手纏いになるなと何度も実感させられた。実際こんなに上手く終えられず女全員が獣姦地獄にあって売り飛ばされて性奴隷になるんだろうね。復讐業してた知り合いいたけどヤクザみたいな男だったし、女だけのソレなんて危ない危ない。小説の中だけにして〜。マジで。2022/08/12