角川ホラー文庫<br> レスト・イン・ピース 6番目の殺人鬼

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角川ホラー文庫
レスト・イン・ピース 6番目の殺人鬼

  • 著者名:雪富千晶紀【著者】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 特価 ¥374(本体¥340)
  • KADOKAWA(2018/02発売)
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  • ISBN:9784041065877

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内容説明

神戸の大学に通う友哉は、東京で中学の同窓会に出ることに。お通夜のような雰囲気に違和感を覚えるも、次の瞬間、級友の一人が目の前で怪死を遂げる。調査を始めた友哉たちだが、仲間たちの死が続き……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナルピーチ

130
中学時代の同窓会に参加する事になった越智友哉。同窓会に向かうも出席者がクラスの半数にも満たない。そのクラスではある“呪い”によって次々と同級生達が死んでいたのだ…。近現代のシリアルキラーをモチーフにしたホラーハウス〈殺人館〉を舞台にしたホラーミステリー。序盤、中盤とさほど怖さも感じなかったがあらすじにはどんでん返しのミステリーと謳ってあるだけに、最後どう着地するのかが気になっていたが終盤に差し掛かってからの真相パートでは意外性のある展開!なるほど、そんなに手の込んだ大仕掛けだったとは、これは予想外でした。2023/12/23

モルク

94
中高一貫校の特進クラスを転校し今は神戸の大学生である友哉のもとに同窓会の通知が届く。行ってみると、級友たちが次々と謎の死を遂げているという。その裏には試験のあと皆で行った遊園地のホラーハウス「殺人鬼の館」の呪いがあるではと推測しこの殺人連鎖を止めるため調査を始める。雪富さんの「ブルーシャーク」の順番を待つ間に手に取った作品であるが、とても面白い。過去の伏線、アメリカでの殺人鬼の話など出てくるのでメモを取りながら読む。途中で「彼」への違和感でなんとなく先は見えてくるがそれにしてもこの闇の深さは何なんだ2020/01/13

Bugsy Malone

82
著者さん初読みです。連鎖する呪いによる元同級生達の連続死、ん?っと思わせる一人称による文章、アトラクションホラーハウスに展示された猟奇連続殺人鬼達による犯行を再現したおぞましい描写、形質的犯罪者にも言及している内容。面白いと思って読み進め、読了後には「R.I.P」という様々な意味を持った言葉が、この小説においても様々な意味を持つことに思い至る。いやいや、これは本当に面白かったです! 2020/01/10

yukaring

60
クラスメイトの変死は"殺人館"の呪いなのか?中学の同窓会で久しぶりに集まったメンバー達。しかしなぜか不穏な空気が流れ、過去に6人の級友が亡くなっている事実が明らかになる。現在進行形で次々に謎の死を遂げる仲間達。主人公の越智友哉を中心に生き残ったクラスメイトで死の理由を探る青春オカルトミステリ。そして彼らは近現代の連続殺人犯たちをモチーフにしたテーマパークのホラーハウス〈殺人館〉へと辿り着く・・。連続殺人犯達の遺品が納められているという〈殺人館〉の成り立ちが興味深く、ラストに用意されたどんでん返しに驚いた。2024/01/28

momi

48
誰が話しているのか分かりづらいところがあるが まさか、まさかの展開に驚く!!!中高一貫校を舞台に学園ものと思いきや、舞台は海外にまで飛び、過去と現在を織り交ぜながら「呪い」のホラー要素から、どんでん返しまであります!!これは予測不可能!!人の思いは呪いになるッ!呪いで殺される恐怖が読者を襲い、殺人鬼に襲われる恐怖を味わい、どんでん返しの驚きを…楽しめる!著者の作品は詰め込みすぎってぐらい、いろいろと詰めこまれていますが今回は全てが上手く終結されています!2018/03/04

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