内容説明
老中土井利勝の奸計を砕いたものの、すぐさま江戸城惣堀浚(そうぼりざら)いを命ぜられ、力を削がれていく信州松代真田家。執拗に纏わりつく公儀隠密に業を煮やした神祇衆(じんぎしゅう)の霞(かすみ)は、斬馬衆仁旗伊織を餌に探りを入れるが……。身内であるはずの沼田真田家御使者番までもが草と知れた。誰が敵で誰が味方なのか──。度重なる暗闘で鞘が割れ曲がってしまった伊織の大太刀に、藩存亡の命運が懸かる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
77
斬馬衆お止め記「破矛」下巻。斬馬衆仁旗伊織、大活躍すれど結果、家名と斬馬衆は継承されたが少しもの悲しい結末でした。2020/02/29
klu
13
主人公2人が頑張った割には、あまり報われない終わり方で後味の悪い読後感。解説部分は読み飛ばした。2018/11/10
わたしは元気
5
なんだか、武士って大変。 お家大事って、私には、理解できないかなぁ。 自分が、楽しければと考えてしまう。2021/07/11
goodchoice
2
なるほど~こんな終わりだったのか。上田物は何故かいじわる合戦になるのだろうか。2018/03/13
Giyaman Teialuji
1
いんやあ、途中まで読んで放棄してあったんだけれど、それでも内容を覚えていたから不思議。ちょっと面白かったかな。2024/01/10