内容説明
ロサンゼルス・ドジャースなどのメジャーリーガーらも熱心に指導を受ける心身統一合氣道の「氣」。日本では、大記録を打ち立てた王貞治氏を筆頭に、数多くのオリンピック選手も「氣」を取り入れてきました。さらに、超一流企業から人材育成のための研修要請もあとを絶たちません。そんな「氣」のセルフマネジメント法が身につく一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aloha0307
19
氣(気 でなく)Ki は欧米でも辞書に登場するほど一般的なのだね。「生きる力」であり、Kiを通わせることでそのちからを得る。Kiが出ていて、健康であるときの実感は「みえる範囲が広い」「周囲を感じられる」「全身で捉えている」が肝要。集中 と 執着 を混同してはいけないね...2018/01/27
C-biscuit
12
新品購入。心身統一合氣道会会長の本。この本は、社長の「氣」というビジネスリーダー向けのセミナーやウェブマガジンを元にエッセイ風に書かれており、大変読みやすい。事例も多くあるある的な内容である。自身が2代目ということで、期待に応えるというのではなく、やるべきことをやるという所に、何かとらわれのない感覚を強く受ける。氣を中心に様々なことを説明されており、再現性にも大変なこだわりがある。氣というものが、見えないものだけに敬遠されがちであるが、本質的な内容なので、多くの人に読んでもらいたい本でもある。実践したい。2018/03/23
佐藤嘉洋
4
私は2016年から少しだけ心身統一合氣道を学んでいる。 私の合氣道における先輩は大和哲也で、師は山本岳見先生だが、そのトップに君臨するのが著者の藤平信一先生だ。 自分の師の師であれば、尊敬に値する人に違いない。 本を読み進めるうち、間違いなかったと腹に落ちた。 トップに立つ人というのは、そもそも心の姿勢から違う。 どんなことからも何かを学び取ろうという気持ちがある。 貪欲とは少し違う。 どちらかといえば「素直」という言葉がしっくりくるだろうか。 「素質」というのは、「素直な性質」ではないかと最近思う。2018/02/02
Yuko
4
<自分の本来持っている力を引き出す「氣」。心身統一合氣道の道場に通う、第一線で活躍する人のものごとの捉え方、企業やプロスポーツ団体での「氣」の活用法などを紹介する。>2017年 「氣が滞っている」状態と「氣が通っている」状態の違いや、その違いが行動や言動にどう表れるか、そして「氣を出す」方法など、大事なことがたくさん書かれてあり、たいへん勉強になった。 2017/12/26
monotony
4
信一先生の新刊。自分の原点を再認識。ここのところの忙しさで以前は毎日の習慣にしていたことが疎かになっていた。やらなきゃと思いつつ力尽きるという負のサイクルで自己嫌悪に陥り、余計に氣力を消耗するというパターン。まさに本書で指摘される良くない状態。ここらで一度リセットして再スタート。2017/11/19