佐藤文隆先生の量子論 干渉実験・量子もつれ・解釈問題

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佐藤文隆先生の量子論 干渉実験・量子もつれ・解釈問題

  • 著者名:佐藤文隆【著】
  • 価格 ¥1,078(本体¥980)
  • 講談社(2017/09発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065020326

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内容説明

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アインシュタイン方程式の「トミマツ‐サトウ解」の発見で世界的に知られる著者が、量子力学の本質に迫る! 最先端の量子力学実験は、我々の科学認識に大きな変更を要求している。「観測」とはなにか? 「物理量」は実在するのか?二重スリット実験を巧妙に発展させた、最先端の干渉実験はなにを教えてくれるのか? 佐藤文隆先生による新しい量子論。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kent Kaseda

16
専門用語や数式を前置き無く使ってくるので,非常に難解である。また,話の脈絡が無いし,日本語の表現も怪しく,読みにくい。量子力学の前提知識が無ければ,途中からほとんど理解できない。これが理解できる人は,そもそも新書など読まないだろう。筆者が理論物理学界の重鎮でお偉いのは分かるが、ブルーバックスで出版するならば、一般向けにもっと噛み砕いて解説して欲しい。さもなければ、専門書として出版すべし。2018/02/21

galoisbaobab

15
ここ数年の高精度な干渉実験の成果による「量子論」の見方本です。みんなに読んでもらいたいから数式は本文から切り出して・・・っていやいやちゃんと式で説明してますよw で、わかりにくいかと言うとそうでもない。物理量はそもそも確定的に存在するのか?と言う問いにNOを示す実験結果からどのような信仰としてのメタ科学をビルドするのかがボクらのテーマなわけです。2018/06/15

御光堂

5
難しい数式は出てこないが結構手ごわい。量子干渉、エンタングルメントの説明は、漫然と字面を追っているだけでは理解しがたく、自分でノートに書くなりして計算を追ってみたりしないと分らない。その辺をもう少し詳しく説明して欲しかったから、後半の科学哲学的な話題は要らなかったかもしれない。2017/09/26

朝ですよね

2
数式は出てくるものの高校数学程度ではある。ただ、入門書として読むのは厳しそう。固有値とオペレーター(演算子)の関係などをあまり詳しく解説しないまま進むので、何のためにやってるのかよく分からないのでは。後半で状態ベクトル解釈をざっと4つに分類して解説していく箇所がある。難解なものをうまく分類していると思う。とはいえ、対象固有実在論の認識論問題(アインシュタインなど)vs参加者実在論の文化遺産問題(コペンハーゲン解釈など)は、非専門家から見たら殆ど同じことを言っているようにも感じる。2023/06/30

うめいち

2
量子論が立ち上がってくる過程の哲学史のような感じ。ただ、読者視点をあまり考えていないようで、とても読みづらい。テーマとしては面白いので、サイモン・シンに書いてほしいと思ってしまいました。★★。2020/05/17

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