講談社学術文庫<br> 道元「宝慶記」 全訳注

個数:1
紙書籍版価格
¥1,441
  • 電子書籍
  • Reader

講談社学術文庫
道元「宝慶記」 全訳注

  • 著者名:大谷哲夫【訳】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 講談社(2017/08発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062924436

ファイル: /

内容説明

『宝慶記』は、若き道元禅師(1200~1253)が仏道を究めんと南宋に渡り、燃えたぎるような情熱をほとばらせて、正師たる長翁如浄禅師(1162~1227)に拝問(古徳先哲に対して言葉や文章をもって丁重に質問すること)した求道の記録です。それはまた、道元の問いに真摯に答えた如浄という老古仏が、正伝の仏法である只管打坐の世界を道元に嗣続せしめんとした、まことに慈悲深い慈誨の記録でもあります。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホシ

16
道元の著作に『宝慶記』なる物がある事を初めて知りました。道元に関心がある人は『正法眼蔵』や『~随聞記』よりも『宝慶記』こそまず読むべきだと思います(著者もそう言ってます)。本書は入門書…ではありませんが、『宝慶記』を詳しく解説し、道元の人物像や曹洞禅の内容を読者に示します。素朴な疑問をぶつける道元に対し、慈愛深く答える師の如浄。両者の問答に”唯仏与仏とは?”を知った思いです(観念的にですけど…)。道元の求道精神に感銘するとともに、「禅宗」の呼称すら否定する道元や如浄に禅の奥深さを思い知りました。2018/03/24

あしお

4
名前は知っていても、敷居が高くて、中々読み始められなかった一冊。感涙袖を潤す思いで拝読いたしました。これもコロナのおかげで時間がたっぷりあるからですw。如浄禅師の慈愛溢れるお姿が偲ばれます。ただし、内容としては正法眼蔵随聞記の方が人に勧めるには良いですね。後、筆者が曹洞宗僧侶だから当然だけど、注釈が他宗派に対して辛すぎるかな。2020/04/21

天使

0
訳が分かりやすく良い。池田先生のもオススメ。2021/12/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12139510
  • ご注意事項